参院選勝利後に原発再稼働発言・・・必然です。
首相の記者会見はとても重要です。取り分け、参院選後、初となる14日の会見は
とても重い内容だと聴かせてもらいました。メディアの扱いは安倍元首相の「国葬」問題が
中心になりましたが、実はエネルギー・物価対策の発言がとても重いものでした。
「国葬」については・・・その法的な根拠がありませんので、岸田首相の考え方で
決まります。私的には政府と自民党が共催し、更に財界などの国民有志も主催に加わる
「国民葬」が良いのではと思うのですが・・・国葬でとの首相の思いが強くて・・
政治は権力闘争です。権力を維持するためには・・・如何なる妥協も存在します。
「国葬」は安倍氏に近い保守派から強い要望が上がっていました。
安倍派の会長代理がテレビで訴えました。それを受け、国民葬でも国葬でも
中身は同じ。だったらいたずらに事を構える必要もない・・と国葬になったのではと。
亡くなった方は「仏様」です。葬儀の有り様で揉めるのも日本的ではない。
岸田首相が一枚上の判断をしたのではないでしょうか・・・
野党の動きはわかりませんが・・・・
それと、この記者会見で最も重要な発言は、この夏の電力供給は何とか間に合わせるが
現状では冬の需要は懸念される。よって、経産相に対し原子力発電所を最大9基
稼働するように指示したと表明したことです。そうです。遂に原発を容認したのです。
9基で国内の消費電力の1割に相当する電力が確保されます。
もちろん、原発アレルギーの国民とメディアを配慮して火力発電所の能力を10基増やすと
付け加え、原発稼働をぶち上げたのです。私は現状を鑑みれば当然だと思います。
9基で10%と言うことは単純計算で36基稼働させれば、4割の電力が賄えることになります。
そうなりますと、それだけ、原油や天然ガスを輸入しなくてもよくなります。
乱暴に申しますと、物価高も抑えることができます。景気も好転します。
15日の朝刊各紙を見比べても。日経は一面トップで報じ。読売も一面左肩に。
朝日と毎日は会見内容でベタ記事です。どうしたのですか・・・原発反対なのでしょ。
堂々と反対の論陣を張ったら良いではないですか。原発は危険だ。火力発電は
脱炭素に逆らうからダメだと。わかっていて、反対だというその姿勢が虚しいですね。
私は原発を稼働させる。稼働させながら、考えられる安全対策を講じる。
そこを、電力会社に強いることが、現実政治だと思います。
岸田さんの原発再稼働発言を支持します。Goto
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