故稲盛和夫氏の本を100遍読みます。
巨星堕ちる。90歳と高齢になられました。いつか来る。そんなに遠くない時期に・・
慕う誰もが心の隅で漠然と不安を感じていたのではないでしょうか・・・
京セラのなどという前振りは要りません。稲盛和夫師が亡くなりました。
私の机の上。迷ったり悩んだりした折に紐解く本が20冊ほど目前に並んでいます。
その内の3冊は稲盛さんのわりと新しい本です。「成功の要諦」「心」「考え方」・・
座右の書として、私の命ある限り「助けを求める」でしょう。
8/31の朝刊各紙には日経「平成のカリスマ経営者・劣等感をバネ、共感を呼ぶ。
朝日「世のため」人育てに尽力」科学・芸術分野を支援。逆境に咲いた真心。
毎日「異業種挑戦恐れず」KDDIも育て、日航再建に手腕見せ。
読売「利他の心」経営の礎。日航再建「日本のため」「稲盛イズム」NTTに臆せず、
通信自由化「国民のため」・・・と一面と社会面を割いて死を悼みます。
私は稲盛さんが中小企業の経営者に開いた「盛和塾」のメンバーではありませんでしたが
稲盛さんが上梓した書物は大概読み込みました。そのつど、気づきを頂きました。
その意味では・・・師と仰ぐひとりだと思っています。
私ごときが、師を評するのは烏滸がましいのですが・・・
二つ思うところがあります。一つは自らの事業を高めるには人間力を高めねばならない。
それには自分なりの哲学と宗教心を持たねばならないということです。
もう一つは稲盛イズムは97年・65歳で臨済宗妙心寺派円福寺で得度されて以降、
仏教を経営の真に据えたところが真髄だと思っています。
私は禅の言葉「動機善なりや私心なかりしか」何度も自分に問うところです。
経営者はどれだけアウトプットできるか。アウトプットできるモノがあるか。
インプットばかりに血道を上げているようでは所詮はそれだけの器です。
ましてや、古希を過ぎたならば・・・私の尊敬する先輩・齢83歳になられました・・
氏は稲盛さんの本を何百回と読んでおられます。もちろん、それもあってか、
素晴らしい事業を育てておられます。
氏には遠く及びませんが。私も私なりの追悼です。
目前にある稲盛さんの本3冊をまずは100遍したいとスタートしました。
心よりご冥福をお祈り致します。 後藤拝
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