意味消費

消費は世につれ・・・世は消費につれ・・・
広告会社です。消費トレンドについてひと言申し上げます。
コロナ禍が収束の方向にある2022年度の下半期がどんな消費トレンドになるか?
上半期と申すよりもコロナ禍からどう変化していくか・・そんな視点で。
コロナ禍から薄明かりが見えた上半期、巣篭もり状態で気になったのは健康です。
外に出る機会が増えた結果、健康志向が強まり・・・サプリメントや機能性食品などが
売れました。スポーツジムの24時間営業などで多彩なメニューが。健康がトレンドです。
恐々ではありますが、会食や旅行の機会が増えるようになり、
夏場も影響したのでしょうか。帽子やカバン、時計などの売れ行きが順調に。
コロナ禍で我慢を強いられた反動でしょう。高額商品やこだわりグッズなどもトレンドに。
これもコロナ禍の影響でしょうか。在宅ワーク中に自分磨きに目覚めた人たちが
ファッションや髪型に凝る傾向も顕著になったようです。それとシニア男性が
ネットショッピングにハマるケースも消費トレンドと言えるのではないでしょうか。
消費は景気の動向に左右されます。生活必需品の値上がりが消費トレンドに
変化をもたらすのが下半期ではないかと思っています。
エネルギー危機や値上げといった不安定要素が日頃の節約思考を促す一方で
おしゃれして倹約しながら旅行に出掛けたりするのではないでしょうか。
家電業界では省エネ商品や快適さを求めるインテリアにも注目が集まりそうです。
それと、地球温暖化に歯止めがかかりません。
環境やエシカルに配慮したSDGs関連の商品やサービスが消費をリードするのではないか。
これは「モノ消費」や「コト消費」とはひと味違う・・意味のあるものの「意味」を
考えた消費が注目されるのではないか。それを「意味消費」と言います。
リサイクルが前提なら資源の無駄を減らせる、フェアトレードの商品なら産地の
人々の応援につながる。地産地消なら配送時のCO2を削減できるなどと考えて消費する。
こうした「消費の意味」を追求する意識が確実に高まってきます。
若者が消費に期待しているのは「アップデート」と「共創」です。
人気のスマート家電などもSNSで呟いた意見が反映されて「進化」(アップデート)する。
クラウドファンデングで若者たちが地元やふるさとの飲食店にアイデアや意見を出しながら
支援(共創)していく。そんな意味のある消費が下半期のトレンドになるのではと思います。
世代トレンド・マーケティングから・・・Goto

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