異次元の対策・・・

児童手当と称してろくに議論もせず・・ばら撒き政治をするなら・・・法治国家ではない。
通常国会が始まります。異次元の少子化対策に挑戦って何ですか?
1・児童手当などの経済支援
2・学童や病児保育を含めた幼児・保育サービスの拡充。
3・育児休業強化や働き方改革。この三つの論点を検討し、3月までに政策の叩き台を作る。
岸田首相は新年早々に・・・異次元の少子化対策を実行するとぶち上げました。
中身が見えてこなかったのですが・・・どうも上記の3点が柱のようです。
どこが異次元なのでしょうか?東京都の小池知事も新年の挨拶で、18歳まで1人あたり
月額5千円を給付する方針を表明しています。
その案と・・・児童手当などの経済支援とどう違うのでしょうか。
子ども政策を担当する閣僚は「4月の統一地方選挙の前までに、児童手当の増額に
踏み切る」とし、与党は対象を18歳までに拡大する。第2子は3万円。第3子は6万円までの
増額を目論むと意気込む。
それが異次元ってことでしょうか?
実現するには単純に見積もっても、年・数兆円の財源が必要になります。
この数兆円のことを異次元っていうのでしょうか?
そもそも論で恐縮ですが。異次元って・・・通常とは全く異なる考え方、
また、それに基づく大胆な施策を言いますが・・・子ども手当をばら撒くことが
異次元だとすれば・・・財源はどうするのでしょうか?増税でしょうか。
であれば・・・異次元でもなんでもないってことになります。
それとも、異次元ってもう少し高尚な意味があります。文学的空想における異世界と数学の
次元概念とを合成させた造語の意味です・そのことでしょうか。となりますと、
我々は空間は縦・横・高さの3次元に存在していますが、これに時間を加えて、
4次元の世界を作り上げる・・・という意味で、児童手当の充実を・・・
次年度である4月から実施するスピード感をいうのでしょうか。
首相がそういうのだから。国会の審議もなし。財源は増税で賄う防衛費に
上乗せする。国会でろくに議論もしないで・・・給付することを異次元というのでしょうか。
そんなことになれば・・・首相が発言したことは全て罷り通ることです。
そうなれば、法律も何もあったものではない。法治国家ではなくなります。
そのことを称して異次元っていうのなら・・・民主主義の皮を被った・・
絶対主義ですから・・それなら異次元なんでしょう。
上記の3点のうちの二つ・・・
児童サービスの充実は・・・そもそもやらねばならないこと。
育児休業や働き方改革は遅々として進まないから・・早めねばならないことです。
異次元でも何でもありません・・・・
子ども対策といえば・・国民受けが良い。だから・・「異次元の少子化対策に
挑戦する」と叫ぶ。やることはばらまきだけ。国民は愚にして賢であります。
貰えるものは貰うが・・ポピュリズムは見抜きます。
こんな何の政治哲学もない、この国を憂う姿勢も見えない・・・
異次元などという言葉に国民が納得すると思う上から目線は・・・
4月の統一選挙で必ず国民からしっぺ返しされます。Goto

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