教育は聖域か?

これ以上・教育の国際化に遅れると・・取り返しがつかない・・・
私のような中途半端な人間が教育を語る資格はないが、
春3月です。若者たちに海外に飛び出して欲しい。
新学期が4月が留学を躊躇させる要因だとしたら・・・文部省愚かなり。
日本の半分の人口である韓国、海外の大学への留学生21万3000人(19年)
集計方法が近い日本の文科省統計で日本人の留学生は6万1989人。
人口半分で、3倍です。この差はどこからきているのでしょうか。
岸田首相・施政方針演説で「教育の国際化・グローバル人材の育成」を掲げ、
「日本学生の海外派遣の拡大や、有望な留学生の受け入れを進める」と気合を入れました。
韓国の例です。小学3〜4年生の英語時間は年間68時間、日本の35時間の倍です。
5〜6年生の102時間も日本の70時間より多い。小学校だけでも130時間もの差があります。
韓国と日本は語順は同じ、英語学習には不利、でもTOEICは韓国の平均点は21年で
日本よりも100点ほど高い。
なぜか。これは驚きですが、韓国が小学校の英語を必修にしたのは、
日本より20年以上早い1997年。文民政権の金泳三大統領が「国際化」を打ち出してです。
英語を学べば、英語圏への留学熱が高まるのは必然、だから、留学生が多いのです。
それと、これが重要だと思うのですが・・・
日本は教育は神聖なモノとして、政治の介入を許さない。教育委員会の独立性が
その代表です。首長が教育委員会を批判すれば、政治思想を教育に持ち込むと、
メディアを挙げて袋叩きです。記憶に新しいのは大阪市長となった橋下徹氏が、
日本の教育をダメにしているのは「教育委員会の聖域化だ・くそ教育委員会」と
やった時、総スカンでした。でもそれは日本の教育の本質をついています。
韓国では、政権が変わるごとに教育の方針が変わります。
保守はエリート人材の育成を重視し、革新は富裕層に有利な教育システムの
修正に力を注ぎます。英語教育はその論争の核でした。
08年・保守の李明博政権は教育内容を自由に構築できる「自律型私立高」を増やし、
国際人材を増やす狙いを揚げ。革新の文在寅大統領は資金力がある富裕層が過度に
有利になるのを避ける政策をとり「自律型私立高」などのエリート校を廃止に転じた。
また、現職の尹大統領は「教育は平等性より選択の自由を尊重する」と、
22年12月、地方に競争力のある私立高を設け、地域振興政策の核心に位置付ける構想を
表明しています。
韓国と日本は政治体制が違います。同列には考えることはできませんが、
韓国ほどに激しい教育論争を繰り広げる必要もないのかも知れませんが、
教育を聖域化して、考え方や従来の方針を1ミリたりとも変えないという硬直化した状態が、
学生の留学意欲を損ねているとしたら・・・
教育のシステムに政治が介入する時期に来ているのではないでしょうか・・
敢えて「くそ文科省が日本の教育を歪めている」政治の力でぶち壊せ・・
岸田首相には、教育の国際化に本気で取り組んで頂きたい。Goto

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