文科省って本当に大丈夫な省庁ですかねぇ・・・
子供の日に相応しい・・いや全く相応しくない話題で恐縮ですが。
こりゃいかにも酷すぎる話ではないでしょうか・・・
「一部の誤記を指摘しきれなかったことは遺憾」
「検定結果が不適切だとの認識はない。最終的に網羅的な校正は
教科書会社の責任で行われるものだ」と開き直っているのは文科省です。
教科書最大手が発行した・・・高校地図の教科書に
約1200箇所もの訂正箇所が見つかった問題に対する文科省の主張です。
高校教諭の指摘で判明・今年1月から修正本が再配布されました。
文科省は地図帳は社会情勢の変化に伴い、地名の変更などが生じるため
発行後の訂正が多い。昨年度は他の地図帳でも、発行後に1冊あたり、
300から400箇所の訂正があったというが・・これも弁解に過ぎない。
文科省には教科書の検定基準があります。「客観的に明らかな誤記、
誤植または脱字がないこと」と規定されています。文科省がこの地図帳で
修正が必要と指摘したのは、知名の記載や縮尺の誤りなどわずか20箇所。
文科省曰く「20年度検定では、地理担当の調査官3人と専門的な観点で
調査する複数の専門委員が今回の地図帳を担当。このメンバーで当該出版社他
5冊と「地理総合」の教科書と合わせて計12冊、約2500ページをチェックしていた。情報量の多い地図の性質もあり、限られた人数で一字一句もらさない
作業は相当難しい」とも述べる。
一見すると文科省の言い分もわからないわけではないが・・・
地理と地図のチェックに5〜6人が関わっているのではないですか。
2500ページですよ。5人としてひとりの負担は500ページじゃないですか。
それを1年掛かりで検閲しているのでしょ。現実には1200箇所も訂正箇所があるのに20箇所しか修正を指摘していないのです。人手不足で規定が守られなかったなんて、本当かいな?
これだけの教科書のミス・・・文科省で誰かが責任を取ったのか?
ミスの原因を教科書会社に検証させたのか。文科省のこと、官僚的に
始末書ぐらいは書かせたのでしょうが・・・そんな報道は目にしていない。
私は読売新聞の教育部の記者が調査した記事で知りましたが・・
新聞が問題にしなければ・・頬かぶりしてしまったのではないか。
そんな気がしてならない。新聞の権力を監視する使命が発揮されている
証左だと思っています。
教科書の訂正が1200箇所もあった・・生徒が間違って覚えてしまったとしたら、文科省の存在意義が問われませんか。それを「遺憾」であると他人事。
検定結果が不適切であったとの認識はない。お得意の責任逃れで済むのでしょうか。担当局長の首が飛んでも良い話なのではないでしょうか。
教科書会社には相応のペナルティを科すべきではないか。
以後注意しますでは済まない話です。
なんと申しますか・・・文科省の緩み、教科書会社の怠惰・・
国会で野党が取り上げ、ピリッとさせるのが政治の責任ではないでしょうか。
どこかタガが緩んでしまったこの国は本当に大丈夫でしょうか。Goto
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