自転車ヘルメット

努力義務化って・・・性善説なのでしょうか?

女子中学生が自転車通学の途中、自動車にはねられ、頭を打って重症。
そんな重いニュースを目にしました。なんとしても回復してと願うのですが、
もしもヘルメットを被っていたならば、そう思うと悔やまれます。

4月から改正道交法施行に伴い、自転車ヘルメット着用が努力義務化になりました。これまでは13歳未満は努力義務化されていましたが、今回から
全年齢に拡大されました。背景は自転車事故数が一向に減らないこと。
事故の実態調査では、ヘルメットを着用している人といない人では、致死率が
2.1倍になっていることが挙げられています。

この努力義務化というのが曲者で、コロナ禍でもそうでした飲食店に営業を停止せよとは法制化しない。マスクを着用せよともは言わない。それでも、みんながそうしているのに、おまえだけは営業する。マスクは付けない・・それはおかしいと周りの目がそういう。空気がそう言っている・・いかにも日本的な規制手法ですが、この努力義務もその種の規制です。

現状です。4月に入って、自転車用のヘルメットがどこも品切れ。
自転車店では「大人用は店に行ってもまず買えない状況」が続いています。
なぜ、そうなっているのか。急激な需要増ですがメーカー側はどの程度増産して良いのか生産規模を測り兼ねているからのようです。

「この売れ行きが持続するのか・・実のところわからない。増産に踏み切れば設備投資が必要になる。長期間安定した需要が続けば、メーカーの安定供給に繋がり、品薄もいずれは解消されるだろう」と話すのはヘルメットの安全基準を策定する製品安全協会の幹部です。

努力義務化がどのような影響力を与えるのか?
この日本的で中途半端な努力義務化ってなんだ。
自転車に乗るなら・・ヘルメットを着けるべきだと。法制化するでもなし。
かと言って、ヘルメットを着けるよう努力して欲しいというのも変です。

コロナの緩い規制のように・・・自主規制なのに全ての国民が規制する。
それを狙っているのか。だったら雰囲気として、社会がヘルメットを着けないで自転車に乗る人を認めないような社会風潮を待つのか?

ことは命の問題です。自転車に乗る人は限られています。
比較的に年齢層は低いです。だったら、国民の命を守るのは、政治の努めです。努力義務化などと言っていないで法制化してはどうでしょうか。

とりわけ・・・私が見聞きする範囲では、自転車を利用するのは高校生ですね。
高校生については・・・努力を外して義務にすべきではないでしょうか。
交通事故は誰も得しません。起こした人も、起こされた人も、その家族たちも辛い思いをします。そこに多少窮屈であっても規制を掛けてこそ、
政治じゃないですか。社会じゃないですか・・・Goto

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