日本の技術は果たして世界に通用するのでしょうか・・・・
日本人は顔を背けていないだろうか。
これから先、日本の人口や経済力が相対的に衰退して行くことに。
20年もしないうちに世界を考えると日本の経済的地位は著しく低下します。
少なくとも日本の経済は中国に追い抜かれ現在、世界3位ですが、
米中の2大国に迫る世界一の人口を抱えるインドにも追い抜かれるのは時間の
問題です。サミットでも、ゼレンスキー大統領との面談にあたっての独自の世界観と申しますか、哲学は独特の民主主義感を貫いています。
根底には・・・カンジー元首相の非暴力政治があるのか?
宗教観があるのか。「世界最大の民主主義国」と言われるが・・
欧米の民主主義観を普遍的なものであると考える我々とはどこか違う。
インドは古代より「第一の義務は自分たちの指導者を選ぶことにあった」
だから自分たちの代表者を選ぶことこそが民主主義であり・・
欧米のインドに対する「人権が守られない」とか「メディアが規制されている」
などの批判はインドにとって民主主義の主要な要素ではないと考えています。
3月米国が主導して開催された「民主主義サミット」で、モディ首相は
共同宣言に署名したがインターネットの自由や人権に配慮した監視技術の利用などに関する段落については留保しました。情報を規制しても「民主主義ではない」ことにはならないという考え方です。
とりわけ、米国・民主党政権は「人権と自由を普遍的な価値」としています。
本音で「人権や自由は制限できる」という価値観を持つインドが法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序にコミットできるのかという問題が残ります。
しかし、この独特の民主主義観を持つインドが・・・より自由を制限する中国型の国に近づくのか。より自由を重んじる欧米型の民主主義体制になるのか?
グローバルサウスの代弁者であることを戦略とするインドの方向が気になります。
ロシアのウクライナ侵略後にロシア産の原油を買い増しする姿勢には
インドの対ロシア政策に経済的な強かさが垣間見られます。
このインドとどのように向き合っていけば良いのか・・・
インドと中国は根本的に違う。インドにはインド的な民主主義観があることを認識した上で、強行に欧米型の民主主義を押し付けるのではなく、
相互がウィン・ウィンの経済的関係を継続できるように・・・日本の持つ技術がインドにとって不可欠なものであるという関係を築くことができればと思う。
問題は・・・現在、日本の企業がまだインドに入り込めていないが、
入り込んだ時、果たして日本の技術がインドにとって必要であるかどうか・・
日本のイノベーションが問われているのではないでしょうか。Goto
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