マイナンバーカードは似て非なるモノを一つにする難しさです。
アヤメが咲き始めました。
カキツバタもハナショウブも、背筋が伸びたように凛とした佇まい・・
梅雨の訪れを告げているようですね。
この3種類の花・・・よく似ています。日本の植物学の父と言われる
牧野富太郎博士を題材にしたNHKの朝の連ドラ・・「らんまん」からすると
その違いを見分けるには相当の苦労があったのではと思います。
アヤメは・・外側の花びらの中央にある網目模様が「文目」になっていることから名前が付けられたと言われる多年草です。カキツバタには模様がありません。
アヤメは山野に咲きますがカキツバタは水辺に咲きます。ハナショウブは花びらの根元が黄色くなっているのが特徴です。
「いずれアヤメかカキツバタ」ということわざがあるくらい、
どちらも優劣がつけがたいほどに美しい花ですね。
優劣がつけがたいのとは違うのかもしれませんが・・・
マイナンバーカードを使う公的サービスで、個人情報の漏洩や登録ミスが
次々に見つかって、政府の拙速な姿勢が問題ではないかと批判が出ています。
新しいことを始めるのです。ましてや第4次産業革命と言われる・・
デジタル革命を国家あげて取り組んでいるのです。簡単なことではありません。
でも、今ここでやらなければ・・・すでに欧米各国はもとより、アジアの韓国や中国などから2周は遅れてしまっているのです。
批判にビビって、躊躇したら、それこそ、この国に未来はありません。
国民はそのことを理解をすべきではないでしょうか。デジタルにはバグはつきものです。ミスが起これば直ちに修正する。そうやって改良を重ね進化するものです。それがデジタルの宿命です。そのことは批判する人たちも理解せねばなりません。二言目には個人情報を疎かにしているなどというのは間違いです。
でもです。それにしてもミスと申しますか、問題が多過ぎます。
どこに問題があるのでしょうか。私の感覚では、関係省庁に、この道の
専門家がいないのが原因ではないかと思います。
そうです。監督する能力がないのに業者に丸投げしているからです。
乱暴な言い方をすれば、政治の圧力でやらされている感が充満しています。
自分たちで学ぼうとしないで権限だけを振り翳し業者に任せている・・
そこに続く凡ミスの本質があると思います。
アヤメとカキツバタとハナショウブは似ています。
でも名前が違うのですから、似て非なるものがあります。
免許証・健康保険証・行政証明・預金通帳などなど・・・似て非なるものを
一つに結びつけるのがマイナンバーカードです。
しかし、それらには省益や利権が微妙に絡んでいます。
容易に一つにはできないこと、そこも大きな問題だということを
今一度、政治が理解して、躊躇することなく、前進させて欲しいものです。Goto
コメント