アサリが売れない

今夜は酒蒸しでいっぱいやるか・・・

我が岐阜県は海なし県です。だからでしょうか・・・
寄せては引き、引いては寄せる・・のたりのたりと動く波。
ひねもす眺めていても飽きることはありません。そんな日が来ればとは思います

私の海の思い出は。潮干狩りです。小学生の時です。
今はもうありませんが、岐阜市の町内ごとに「子供会」がありました。
子供たちが健全に育つように、地域社会で見守りつつ、いくつかの活動をします。中でもハイライトは、5月、引き潮を狙って、知多の海に、町内の大人に引率されて行く、バスツアーでの潮干狩りです。

朝からお袋たちが総出でお弁当を。お握りと卵焼きですが、拵えてくれ、
そうそう・・・スコップと網の袋を持っていったっけ。バスの中では、袋詰めにされた駄菓子がひとり一人に配られます。町内の小学中高学年、全員が参加したものです。海が見れる。アサリが採れるで、楽しい思い出でした。

アサリといえば、・・・もう1年以上前の話ですが、熊本で発覚した産地偽装問題の影響で、スーパーでも見かけなくなりました。中国産のアサリと表示すると
売り上げが激減、豊洲市場では販売を諦めたそうです。

おかしくないですかねぇ。
どうして中国産のアサリはあかんってなるのか。
海は繋がっています。海水は回遊します。
先週でしたか、韓国から福島の処理水放出の安全性を確かめる原子力・放射線の専門家たちの視察団が来日、ユン大統領の冷静な判断に基づいての派遣です。
科学的な分析に沿っているのか、丁寧に検証されました。

問題は感情です。日本への信頼があれば、風評被害は解消されるでしょうが、
感情的なしこりが残っているならば、科学的であろうが不信は続きます。
中国産同様に韓国産のアサリもスーパーではさっぱり売れないそうです。
信頼関係は相互です。たかがアサリですが。日本の消費者ももう少し、
考えてはどうでしょうか・・・・

アサリの話です。東日本大震災後、石巻万石浦の干潟が津波や地盤沈下で
消滅してしまい、アサリが採れなくなりました。その後、宮城県が漁場を再生、人工干潟8ヘクタールを造成。平成29年に県漁協石巻湾支所でのアサリ出荷が再開されました。今年も5月19日、初めてアサリ漁が解禁されました。

支所の組合員ら約100人が人工干潟に入り、手作業で823キロのアサリを採取。
砂抜きなどで調整して量販店に出荷されたそうです。万石湾の干潟は震災前に約40ヘクタールあり、毎年、50トン前後のアサリが水揚げされていました。

昨年は4.2トンを出荷。今年は約7トンを上限に採取されるそうです。
この収穫作業は6月中旬までの計4日間予定、規定量に達し次第終了となるそうです。(石巻日日新聞から)・・・支所の幹部は「海中の栄養素が豊富で身入りも味も上々、地元のアサリを楽しんで欲しい」と。

石巻万石浦干潟のアサリ。全国に出回るにはまだ時間がかかりそうです。
早く元通りになってほしいと願います。

海は繋がっています。海水は回遊しています。
中国産・韓国産・そして石巻産・・・アサリに罪はありません。
へんな感情は捨てたいものですね。

そうそう、今日は酒蒸しが好物だった亡父の誕生日・・
何処産でも良い。今夜はアサリの酒蒸しでいっぱいやるか・・
親父どのを思い出して。どなたか付き合ってくれませんかねぇ・・・Goto

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