一罰百戒・・・後悔先に立たずです。
ネット社会です。今やSNSは我々の日常となりました。
仲間内でやり取りするメールやLINE、インスタやフェイスブックなどは
使い勝手もよく、実に便利です。
でも一方ではウケを狙ったYouTubeなどの動画サイトへの個人攻撃や
誹謗中傷などを投稿するのには弱ったものですね。
自由や個人の権利を履き違えている人たちには一定の制裁が加えられるのは
致し方ないことです。
大手回転ずしチェーンの店舗で、醤油差しに口をつけた動画をSNSに
投稿したとして威力業務妨害の罪に問われた21歳の被告の初公判が、
名古屋地裁で。検察は「ウケを狙って犯行に及んだ。すし店側に苦情が殺到、
店内の醤油を全部入れ替えるなどの対応を迫られた」
「醤油差しの注ぎ口に口を付けたような様子を動画撮影し、SNSに投稿。不特定多数が閲覧できる状態にしたことで、すし店側にクレーム対応を余儀なくさせ、従業員に支障を生じさせた」と断罪した。
被告は迷惑動画が社会問題になっていた時期。「炎上まがいのことをすれば、人気者になれると思った」「実際には醤油差しに口を付けていないし、逮捕されるとは思っていなかった」しかし、投稿2日後には撮影者の男が愛知県警に逮捕された。捜査の手が及んでいると知り、他県へ逃走したが約1ヶ月後に逮捕された。
「他山の石」という言葉があります。
中国の詩集「詩経」にある故事でてくる言葉で「よその山から出た粗悪な石も自分の宝石を磨くのに利用できる」ことから「他人のつまらぬ言行も自らの人格を育てる助けになる」という意味です。
この面白半分の迷惑動画を投稿しその結果、誰かに被害を加えることになれば、逮捕される。社会的に制裁を受けることを自覚しないといけません。
文化庁によると「他山の石」の意味を間違って「自分が手本にしたい目上の人の良い行い」という意味で使う人が多いそうですが・・・
この被告は、開廷前に動画の投稿時に長かった髪を切り、金髪を黒髪に整えスーツにネクタイ姿で「たくさんの方々に迷惑をかけ、傷つけてしまったので、反省の思いを込めて法廷で意見を述べたい」と語っています。
裁判官の心象を良くして、刑の軽減を願っているのでしょうか。
そこまでして反省しているのであればまだ21歳です。大目に見ると思いますが、この事件に対する司直の手は・・軽薄な動画投稿者や匿名で誹謗中傷して相手を傷つける輩に対して・・一罰百戒・後悔先に立たず・・
他山の石とせよという・・親心があることを理解せねばなりません。
間違っても手本にせよという意味の「他山の石」ではないのですから。Goto
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