ガソリン200円・・・

「トリガー条項」の凍結解除を秋の国会で・・・

単純に考えると、ガソリン価格が上昇すれば、物価高に直結、家計を圧迫します
政府は昨年1月から石油元売りに補助金を支給してガソリン価格の抑制を
図っていますが、今年6月以降は補助金を段階的に引き下げています。
9月には全面廃止にする予定です。

そこを狙ったかのような、上昇ですが・・ガソリン価格は今月に入って
1リットル当たり180円を超え、200円に迫る勢いです。なぜ、上昇するのでしょうか。ロシアのウクライナ侵略?もう1年半以上になります。
円安の進行・・・これはあるかも知れません。産油国の減産・・需要と供給の
バランスを取るため高騰した・・・それもあるかも知れません。

でも冷静に考えて見て下さい。ガソリン1リットル。200円の価値を。
最近、自販機のペットボトル・健康飲料360mlが160円〜180円です。
産油国からタンカーで運んで、精製し、ガソリンスタンドに持ち込む。
その労力から比べて200円が安いのか、高いのか・・・

そりゃ・・安いに越したことはありません。でも、15年ぶりに180円超です。
朝日新聞的には・・・公共交通機関が脆弱な地方では移動に自動車を使わねばなりません。中小事業者にとって上昇は生産に影響し、経営を圧迫することになると上昇を批判します。もちろん、それは理解できますが・・・

だからといって、ガソリン価格が落ち着くまで・・・補助金の支給停止を延長するのが良いのかどうか。ガソリン価格の高騰が長引いた場合、予備費を財源とした補助金を継続するのが良いのかどうか・・・

どんなことでも、すぐに国が支援するには疑問です・・・
省エネカーとかEVとかガソリンの消費を減らす車に買い換えるとか、
使用を最小限にするとか・・・自衛の工夫や発想が必要ではないでしょうか。

こんな言い方をすると、困窮する人たちのことを理解できない奴だと
批判されるのですが・・・ガソリン価格が3ヶ月連続で高騰した場合、
ガソリン税を引き下げる「トリガー条項」の制度があります。

現在は東日本大震災の復興財源確保のために凍結されていますが・・
このまま上昇が続くことに備え、秋に召集予定の臨時国会で、トリガー条項の
凍結解除を可能にする法改正をすべきではないでしょうか。国民民主党が
以前から主張している案です。

批判覚悟で、あえて申し上げますが・・・
ガソリンの価格。いったいいくらが適正なのでしょうか。
安ければ良い・・って本当でしょうか。良い品質の商品を安く販売することが
本当に幸せなことでしょうか。ガソリンの価格に最も影響するのは円安です。

原油は全て輸入であります。円安になれば、ウクライナ戦争で高騰する原油を
更に高値で買うことになります。ガソリン価格が上がるのは必然です。
そうです。物価高、すなわちインフレを良いインフレに変えるにはどうすべきか、そのことを国民は今一度、真剣に考えるべきではないでしょうか・・

でも、政府が補助金廃止の方向を見据えて・・価格を上げる・・
どこかで、莫大な利益を上げている国際的な石油資本の影響ではと思うと
実のところ、腹が立って仕方がありません。Goto

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