体育館に冷暖房を・・・

日本の学校・教室は暑過ぎるって本当ですか?

こんな新聞記事を目にしました・・・
教室が暑すぎると東大の准教授(建築環境工学)が教室を適切な温度に
保てる「断熱改修」の予算化を文科省に求める署名活動を市民団体や建築学の教授らと「署名サイト」で始めたと・・うぅ〜んと思ったので、調べてみました。

公立の小中学校の普通教室は全国で427,891室あります。
そのうちの95.7%が冷暖房が備わっています。残りの4.3%にエアコンを
設置せよと言っているのかと思ったのですが・・・そうではないようです。

「日本の学校は暑すぎる」気候変動の影響で異常な高温が各地で観測される中
教室を適切な温度に保てる「断熱改修」をせよと、訴えているのです。
日本の学校は構造上、日射の影響を受けやすい最上階の教室や窓際では、
夏場にエアコンを入れても気温が35度近くなる例が各地で見られる・・
室内で生徒が熱中症になることもある・・・から断熱改修をせよと。

具体的には・・・7月の猛暑の折、埼玉県の小学校でその准教授が調査した結果、エアコンから約10度の冷風が吹き出していたが、室内の気温は最高34.7度だった・・・その原因は「屋根の熱が、そのまま天井に伝わり、天井の温度は
42度に達していた・・・だから「屋根と天井の間に断熱材を入れたり、
窓からの日射を遮り断熱効果も高める内窓を設置したりする断熱改修工事によって、冷房の効果を高め、室内を快適にすることが実証されている」とその准教授はいう。

本当かいな?疑いますね。学校にエアコンが備えてなければ別ですが、
10度の冷風が吹き出す教室で、温度が35度にもなりますか?
こんないい加減な調査、信じられませんね。多分ですが、断熱材を販売している会社の回し者ですね。そうじゃなきゃ、学校建設を専門にする建設業者の手先ですかねぇ。

いや、そんな類じゃない。純粋にそう信じているのではないか?
だったら・・新聞って他に掲載する記事がないのか?我が家の前は
中学校です。もちろん、7月の下旬から8月いっぱいは夏休みです。
ですから、昨今の猛暑は学校に生徒はいません。

この調査って嘘っぽくないですか。それに学校の教室って、少子化で、半分近くが空室です。だったら、まず、最上階は使用しなければ良いってことになりませんか。でも記事には横浜市で気候変動問題やボランティアで教室改修に取り組む市民らが、国や都道府県知事に学校断熱のための予算を求める署名活動を始めたとも掲載されています。

それもおかしな話ですね。小中学校の管轄は自治体です。横浜の公立小中学校ならば、横浜市を相手取らねばなりません。それと、気候変動問題やボランティアで学校改修に取り組む市民ってどんな市民でしょうか?それも実態が定かではありませんね。この話って本当なのでしょうか?

東北芸術工科大(山形市)の教授(建築学)が呼び掛け人に加わったとありますが、記事の信憑性を高めるために・・あえて、学校建設に問題があることを指摘しそうな人物を加えたような感じがします。

純粋に子供のためを思うなら・・・体育館のエアコンの普及率は
15.3%でしかありません。この猛暑ならば、まるで蒸し風呂のようだと
想像できます。新聞は学校断熱改修などというどうでも良いことを記事にしていないで、体育館にエアコンを普及させることを指摘すべきではないでしょうか。

言わずもがなですが・・・気候変動を商売にしたがる輩の尻馬には乗らぬが良いと思います。Goto

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