ネーミングライツ(命名権)

カバンの中にうがい薬を常備することって、大切だと思います。

山手線・神田駅で2日から、発車時に流れるメロディーが、
アース製薬の洗口液のCM曲でお馴染みの「お口、クチュ、クチュ。
モンダミン」のフレーズに合わせたメロディーが流れます。

ネーミングライツ(命名権)による・・・JR東日本の取り組みです。
バスに乗りますと(滅多に乗りませんが)・・「次は00です。00はこのバス停が便利です」なんてアナウンスされますが、あれと同じで広告媒体です。

アース製薬本社は神田駅が最寄り駅だから、
JR東日本の駅看板に命名できる「駅名標等を活用した看板広告」を
10月に取得した結果、発車時のメロディーと合わせて、駅の標識看板に神田の他「アース製薬本社前」と表示されました。それと、4箇所ある出口も、北口は「北口モンダミン口」南口は「南口アースジェット」東口は「東口サラテクトロ」西口は「バスロマン口」と聞き覚えのある主力商品の名称が付きました。
駅ジャックですね。面白い試みです。

契約は5年間・28年の9月まで使われます。
契約金がいくらなのか、非公開なので分かりませんが。
推定では・・・億の単位ではないでしょうか。広告媒体としては
神田駅の乗客数からすれば、効果は十分に見込めるのではと思います。

JR東の広告担当者によると、管内の駅で、これまで短期的に希望の
発車曲を流したことはあるが、今回のような長期間は初めてだそうです。
今後、ほかの駅でも実施するかは神田駅の事例を踏まえて検討するそうです。

多分ですが・・・都市部では、これを契機にスポンサーが殺到するのではないでしょうか。JRは民間企業ですから自由ですが、公共交通機関でもあります。
どこまでが許容範囲なのか、難しい選択が迫られるかも知れません。

広告は頻度です。広告は繰り返しです。繰り返し、繰り返し流すことによって
その認知度が高まります。良い印象を受ければ良いのですが・・
これから5年間・神田駅を乗降する人たちは、「お口、クチュ、クチュモンダミン」が耳に残ることになりますね。

ネーミングライツの考え方は全国各地で広がっています。
オーソドックスな広告手法です。有名なのは公共施設の体育館などですが、
最近では大学の施設にも、このネーミングライツが導入されています。

駅のネイミングライツの面白いのは発車時にメロディーも加えられたのが
斬新です。ツイッター(X)では「発車のメロディーを聞いてみたい」「曲が流れ思わず笑ってしまった」そんな反応があるそうです。

そう言えば・・私のバックには、イソジンとモンダミンの携帯用を
常備しています。コロナもですが、インフルエンザの予防には
誰がなんと言おうと、グチュ、グチュ・・うがいですね。
神田駅を利用する人たちもそうなれば、アース製薬の思惑通りですね。Goto

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