世論調査

衆院長崎4区・参院高知・徳島補選、新聞はどちらが正しいのか。

臨時国会が始まりました。
ロシアによるウクライナ侵略・ハマスによるイスラエル攻撃とその反撃、
欧州と中東が戦火に包まれています。北朝鮮がロシアに武器供与、
度重なる中国の台湾海峡での領空侵犯・・きな臭くなってきました。

国会での審議・論点はなんなのでしょうか。
国際情勢を分析し、日本の方途を語れる政治家はいるのか・・・
誠に心許ないのですが・・・どうも彼らの関心は今日、投開票される
長崎4区の衆院選と徳島・高知の参院補欠選挙に頭が向いているのではないか。

岸田政権発足2年にあたる今月14・15日・毎日新聞と読売新聞、そして朝日新聞が全国世論調査を実施しました。岸田内閣への支持率の開きがあまりにも大きいのであえて、ブログのネタにして見ました。

ちなみにですが、16日現在、両選挙の予想は毎日と朝日が徳島・高知は野党有利・長崎はデッドヒート。読売は長崎は自民有利・参院は野党優勢と報じています。で、岸田内閣の支持率ですが・・・読売は横ばいの34%(前回・9月調査の35%)ですが、01年10月の内閣発足以降で最も低く、不支持率は49%(前回50%)だったと報じています。一方、毎日は支持率25%で発足以来最低だった
9月の調査と同じ、不支持率も前回と同じ68%、朝日はセンセーショナルに「岸田内閣・最低29%、不支持上昇60%としています。

ということは、この1ヶ月間、岸田内閣は何をやったのか。福島第一原発の処理水を放出したことが支持率に影響はしなかったと言えます。また、旧統一協会解散命令を請求したことについては「評価する」が読売84%、毎日83%、朝日81%と高いのですが・・・これも支持率には全く響いていない。むしろ、遅きに失するのではと思っているようです。今月に発表した経済対策についても「期待せず」が両新聞社ともに63%です。

この数ヶ月、内閣改造もやったのに・・・この状態のまま、
衆参の補欠選挙・投開票を迎えるわけですが・・
自民党政権よりの読売が34%、批判的な毎日が25%・・
読売の調査が正しければ、両選挙とも自民党が勝ち、毎日が正しければ
参院は野党、衆院は大接戦ってことになります。

私的には・・・新聞社が高いコストを掛けて全国世論調査を毎月やる
必要があるのか。調査をやることが政治報道の核だと勘違いしてはいないか?
読者にとって、どんな意味があるのか?考えてしまいます。

読売の34%・毎日の25%・・・この10%に近い開きはなんなのでしょうか。
この種の調査で、10ポイントの開きは決定的な違いだと言われます。その意味では、この補欠選挙の結果に興味が湧きます。今後は正しい方の新聞を中心に
読んでみることにします。

それにしても緊迫した国際情勢・日本の政治があまりにもノー天気、
平和ボケしているのではと思うと・・補欠選挙どころじゃないですね。Goto

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