モヤシの話

発芽野菜は野菜の優等生・・・

私の趣味はゴルフです。下手の横好きですが・・・
気の置けない仲間たちとワイワイ言いながら、芝の上を歩くのは
健康管理・ストレス解消にはもって来いです。

ゴルフにはもう一つ楽しみがあります。食事です。
夏場など汗をかき風呂に入って、ビールを飲むのは最高です。
それぞれのゴルフ場には、料理人が腕を振るった酒のつまみがあります。
最近、私が好んで食べるのは「モヤシ」です。

ごま油と醤油で炒めた「モヤシ」・・アツアツのまま鉄板に山盛り・・
七味を振りかけて、ふぅふぅ言いながら頬張ります。
シャキシャキと歯応えもありヘルシー。栄養価のほどはわかりませんが、
高齢者には優しいつまみです。

ところで、野菜の優等生・モヤシって漢字でどう書くのでしょうか?
「靄」ですが難しいすぎます。普通は「萌やし」と書きます。豆から発芽させることを「萌やす」と言います。「萌え」はグングン伸びるの意味もあります。

モヤシは大豆や緑豆を発芽させたモノですから、「萌やし」の連用形を
名詞化したものが用いられて「萌やし」となったのだそうです。
水の中に入れて暗い場所に保存、一定の温度が保てれば1週間ほどで育ちます。
スーパーなどの店頭では廉価であり野菜の優等生って言われます。

岐阜の中津川市・高速道路のインターチェンジを降りたところに
「チコリ村」があります。チコリってちょっと変わった名前ですが、
レタスなどと同じキク科の野菜です。欧州ではスタンダードな野菜です。

シャキシャキシャキとした瑞々しい食感が特徴で、甘さとほろ苦さが
共存する味が特徴。もう何年前になるでしょうか。30年ぐらいにはなります。

チコリ村の村長(株式会社サラダコスモの社長)からこんな野菜を栽培し始めたと紹介されたのがチコリを味わった最初です。サラダコスモってモヤシ栽培では
日本有数生産量を誇り米国にも生産工場を持ちます。社長は米国にモヤシを
広めた・・・伝説の経営者です。

チコリもモヤシと同じ発芽野菜です。「チコリ村」ではモヤシと
併用して栽培されています。発芽する様を見学することがでます。
チコリを原料に焼酎も醸造されています。

話がそれましたが・・・モヤシです。
モヤシは原料の豆だけを養分にして自らの成長力で育つ野菜です。
水に浸し発芽したら水から出し、光の当たらない栽培室で芽をのばして
いきます。大気と水とモヤシ自身が発する発芽熱だけで育ちます。

天候不順に左右されない野菜です。ですから安定して生産できます。
この夏のような異常な暑さが続きますと、畑で野菜が育たないことも起こりますが、モヤシは一定の温度を保てば育ちますので、生産に影響しません。

だからと言って、安売りの目玉商品にするのは如何なものかと思います。
生産費も賄えない法外な安い価格をつけるのはモヤシに申し訳ないのではと
思うのですが・・・庶民にとってはそれがたまらない魅力になっている・・

でも、下手なゴルフで大叩きして、気落ちしている私には・・
ジュウジュウ言いながら、山盛りでてくる野菜の優等生モヤシには
妙に癒されるモノです。ハイ。モヤシの話でした。Goto

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