我々はこの素晴らしいき国を守らねばならない・・・
年末っぽい話を3点してみます。
一つは和食です。日本の和食文化の原点って「おせち料理」にあるのでは
ないのでしょうか?その「おせち」それぞれの家庭の味がしたものですが、
今では、高級料亭の味と称して・・・ネットなどで購入するように。
そうでない家庭では「おせち」そのものを食べなくなったようです。
「おせち」とは季節の節目に当たる「節」の日を指す言葉です。
かつては平安時代の宮廷料理。正月を含む五つの節、「五節会」の儀式を
行い、特別な料理である「御節供(おせちく)」を神に供えていました。
江戸時代に幕府が「節句」の名称で公式な祝日として定め、庶民の間にも
浸透。その後、御節供は最も大切な正月の料理を指し「おせち」呼ばれる
ようになったそうです。おせちは和食の原点といえます。
和食の素と申しますか、味の決めては出汁(だし)です。
出汁の代表格は「昆布」です。一流の和食料理人は「昆布の出汁が
なければ日本料理の味がでない」というほど大切です。その天然昆布が
激減していることに嘆いています。
それと日本食に欠かせないのは日本酒です。酒はそもそも神酒と言って
神様に捧げるもの。和食の一部です。最近、日本人は酒を飲まなくなったのですが、日本の発酵技術が見直され、良質な日本酒が海外でブームになっています。
年末年始はお酒を飲む機会が増えます。
日本酒の魅力にも気づいて欲しいものです。
二つ目は旅行です。これだけ円安では日本人が海外に出かけるチャンスは
少ないですが、AIの進歩によって、自動翻訳の性能が急速に高まっています。
ドイツのAI翻訳サービスでは31の言語の翻訳機能があり世界に普及しています。AIに疎い私には理解できないのですが、AI進化の仕組みはコンピューター上で、人間の脳の神経回路を数学的にまねるニューラルネットワークで学習を繰り返すことで自然な翻訳ができるのだそうです。
日本人が海外に行かないにしても、円安の影響もあり、年末年始にはインバウンドが大挙日本に押し寄せます。となりますと、言葉の問題が壁になりますが、
ドイツの翻訳サービスの普及は日本がドイツに次いで2位です。AI翻訳を使いこなせば、どこの国の人ととでも心の壁を超えて会話ができます。
英語が苦手な高齢者でもインバウンドを受け入れることが可能です。
年末年始となれば、帰省ですね。
私の持論ですが。活性化とは人が集うことです。
最近、とみに叫ばれているのが、地域の過疎化です。
人口減少です。ローカルから人口が減少して過疎化が進むのは必然です。
でも過疎の村や集落にも年に2度活性化する時がありますね。
それはふるさとを離れて都会で暮らす子供や孫が戻ってくる、
お盆と年末年始です。そんな折に里山の良さを、親や親戚の高齢者たちが
守っているふるさとの原風景に親しんで欲しい。
今年は熊の出没が話題になりました。日本列島で「熊の出没に注意」
そんな看板に笑ったのは北海道だけでしたが、今では20に近い県で
熊が確認されています。里山が荒れた証のようなものです。
里山についてこんな風にいう人がいます。
「里山は生物多様性の観点からも非常に重要で、日本においては心のふるさとだ」「有機農業やクラフト、ペンション経営などで若い人を中心に里山を
再生する取り組みも増えた」・・年末年始に帰省し、ふるさとを見つめ直して
欲しいと。
おせち・・和食を。インバウンド・・・AI翻訳機で会話を。
里山・・この国のあり方を、この国で生きるってことを。
年末年始を機会に考えてみませんか。
地域の元気のために、日本の元気のために
地域みっちゃく生活情報誌を発行する意義について考えてみました。Goto
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