恕(じょ)の精神

新年あけましておめでとうございます。

ご家族・お揃いで新春を迎えられたこと
心よりお喜び申し上げます。

コロナ禍の呪縛から解き放たれた2024年。
どんな一年になるのか。とても楽しみです。
ワクワクして元旦を迎えました。

論語です。子貢問う「一言にして以って終身之を行う可き者有りや」
子曰く「それ恕か。己の欲せざる所は、人に施すこと勿かれ」

先生にお尋ねします。人の生き方でそれを守っておれば間違いのない人生が送れる、そんな一語がありますか。と高弟子の子貢が孔子に訊ねる。
先生答えて「それは恕です。自分が嫌だと思うことは人にしないこと」ですと。

「それ恕か」の恕とはどういう意味でしょうか。国語辞典では「他人の立場や心情を察すること。また、その気持ち。思いやり」と書かれています。孔子のいう恕とは、他を受け容れ、認め、許し、その気持ちを思いやる。自分のことと同じように人のことを考える。そのことが人生で一番大切なことではないか。
そんな意味です。

あなたは元旦を迎え、どんな思いでこの一年を過ごそうと思われていますか。
私は75歳・後期高齢者です。この世ではそんなに長い時間はありません。
生涯修養の人生でありたいとの思いを強めていますが・・・

そんな私がこの1年間をどんな生き方をすべきかと考えた答えが・・
「それ恕なり」です。幸いにしてまだ、働かせて頂いています。
目標も夢も追わせてもらえます。

その夢・目標は、日本全国・5000万世帯に地域みっちゃく生活情報誌をベースに様々なハッピー・メディアをお届けし・・日本中が「元気になる」ことです。

その実現のために、どんな思いで一年を過ごすべきなのか。
そう考えた時・・・「それ恕なり」に辿りつきました。

それは、私がどなたとお会いしても「お元気ですか」と言う前に「上機嫌ですか」と申し上げます。その上機嫌とは「あなたは他を容認し肯定していますか」「独りよがりではありませんね」そんな思いで上機嫌ですかと声掛けします。

その生き方をさらに深めるに「それ恕なり」(思いやりの心)恕の精神に満ち溢れた一年にすることが目標や夢の実現に近づくと考えているからです。

私のような、直情型の人間にとって、恕の精神で生きることは容易ではありません。ましてや、年齢から来るのでしょうか、最近は老爆気味です。でも、この一年。生かされていることに感謝し、恕の精神で生きてみたいと覚悟しています。

2024年があなたにとって輝かしい年でありますことを祈り。
小窓から見える金華山の稜線が美しくなってきました。
2024・元旦・後藤一俊拝

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