この子たちのために

さてさて・・・年寄りの三題話は・・・御法度だ。

北陸地方を襲っている地震・石川の仲間が被災しました。
友人が金沢で直撃を受けました。無事を祈るばかりです。

そんな状況ですが・・・・親父殿が起こし・・・家庭は崩壊していましたが・・
家人と育てたこの小さな家、正月に集ってくれた家族総勢13人。
孫5人が集い穏やかな新年を迎えることができました。感謝です。

いつだったか忘れましたが、そう・・・まだ50代の後半だったかなぁ?
営業先、尊敬するトップ(70代でした)が「君ねぇ。高齢者が集まっての禁句を知っているか?」と「知りません」と私。「まだ若いからなぁ。覚えておけよ。こんな話しかできない年寄りの集まりになったら、人生終焉だぞ」と。

「はぁ?」と「三つある。ひとつは健康の話だ。どこが悪いとか、どこの医者が良いとか、どんな治療法や薬があるとか。そんなことが会話の中心になっちゃおしまいだ・・・」「二つ目が昔話だな。あの時がどうだった、こうだった。これもあかん。そんな話はクソの蓋にもならん」それと「三つ目は孫の話だな。孫自慢ほど聞くに耐えん話はない」・・・「へぇ。そういうものですか」と私。

今、その年齢に達して・・そうです。高齢となって同世代との会話。
本当にこの三つの話の無意味さをつくづく感じる。年末、幾つか忘年会に誘われたが同世代での枯れ花話にはヘキヘキした。70も過ぎれば、体にガタが来るのは当たり前。その治療法なんて、人それぞれ。アホらしくて聞いてられない。

昔話に盛り上がる。そんなこと頭の体操なんかにゃなりゃしない。ですから、相槌も打たない。打った試しにゃ。滔々と聞かされる。そんな時はトイレに逃げ込むしかない。孫の自慢に至っては、孫のいない人のことなど、無頓着。かの人がおっしゃった通り、年を取るってそういうことだと・・・改めて知る。

そんな場所に来てしまったのです。私の懐古趣味がそんな誘いに乗ってしまったのだと後悔するが後の祭。仕方ない。来年の話をするしないか。未来の話、建設的な話を・・と切り出す。一瞬だが、全員が耳を傾ける。

ではと切り出すのだが。やはり噛み合わない。今の日本をどう思うかと私・・
年金が・・とくる。政府が・・どうしようもないとくる。自分の置かれている思うようにならないことを愚痴るばかり。そしてお先真っ暗だと批判する。
実に難しい、弱ったものだ。

仕方ない・・・思い切って言う。今のこの国をこんな国にしたのは・・誰だと思うか。俺たちじゃないのか。とりわけ、団塊の世代が悪の根源だ。自分たちの時代に自分の事しか考えてこなかった俺たち年寄りの責任だ。万が一、この国で戦争が起こるようなら、俺は・・老骨に鞭打って、最前線で戦う・・なんてボルテージを上げるものなら・・・

また始まった。だからこいつを誘うなって言っただろと白い目で・・そして、俺は腰痛をなぁ・・。昔のあの女性は?うちの孫は・・と始まる。そうか。元々、こんな面倒臭い鬱陶しい奴なんて・・最初から員数合わせで、誘われただけだったのか?・・・やれやれ・・・

今日で正月休みも終わり・・・
今から、読み掛けの本に目を通し・・・10時半、遅めのスタートだが、
今年の初打ちに行って来る。身体を鍛えて・・・孫たちのためにも・・
もう、一踏ん張りせねば。えっ!やっぱりお前えも孫か?とほほほ・・Goto

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