AIハマチ

サーモンは陸上で養殖が可能になりました・・・・

ハウマッチはいくらですか?ですが、エーアイハマチってなんですかねぇ?
回転寿司大手のメニューに・・こんなメニューが並び驚かせている。
時代はAIって言われているが、今やどこもかしこもAIである。

AIハマチとは大手回転寿司と提携する養殖業者が取り組む、AIによる画像認識を使ったスマート給餌(きゅうじ)システムの導入によって生育されるハマチのことである。ハマチだけではない「AI桜鯛」もあれば「AIサーモン」もある。

ちなみにスマート給餌システムは、魚の動きや様子から、餌をやるタイミングや量をAIが判断する。漁業者はスマホでデータを確認でき、餌やりのたび、1日何回も船を出す必要がなくなる。餌代も平均で1割削減した。食べ残しが減れば海への負担も減らせる。導入設備と稚魚、餌代は大手回転寿司側が負担する。

養魚業者は、この仕事のやり方ならば、拘束時間や負担が減少、収入も安定する。子どもに継がせることもできると、AIハマチの養殖に自信を深めている。
生成AIは優秀だ。学習能力が備わっている。

今は適宜な餌やりを教えてくれるシステムだが、この先、どのような条件であれば成長が早く期待される養殖ができるかがわかってくる。そうなると、最近盛んになった陸上養殖場にもAIが活用されることになろう。

「おかそだち」そんなブランド名のサーモンをご存知か?
都心から車で1時間ほどの小高い丘の上にその陸上養殖場はある。特徴は微生物の力を使った独自の水処理技術を生かした閉鎖循環式と言われる方法で、卵から育てる陸上養殖だ。埼玉県のベンチャー企業が運営している。

サーモンを育てるプールの水は循環させて使うため、海や川への排水がない。水質管理が容易で、抗生物質なども必要ない。陸上養殖の最大コストは電気代だが、温暖の海水を使わないため、冷却コストがかからず、通年で生産が可能。そこで生産されるサーモンの名称が「おかそだち」。面白い。

現在は年間30トンを生産、関東圏を中心としたスーパーや回転寿司などの飲食店で流通している。三井物産などが新たに出資、採算が取れる年間3500トンを目指し、新たなプラントの建設も始まった。・・・場所さえあればどこでも生産できる・・・画期的な養殖である。

サーモンの陸上養殖には三菱商事も大手水産メーカーと組んで24年度に富山県で着工する。丸紅もノルウェーの企業と提携、富士山麓のプラントで陸上養殖を開始、24年中に初出荷、年間5300トンを目指す。伊藤忠はなぜかアラブ首長連邦の企業と組んで津市で日本最大級のプラントを建設中である。遠からず、陸上養殖で生産されたサーモンが日本の市場の大半を占め、その後、商社の力で世界の市場を席巻するかもしれない。・・・海洋国家である日本が海の資源を守る最先頭に立つならば痛快な話である。

現在はサーモンだけであるが、今後、生成AIを駆使すれば、
海上養殖のように様々な魚が陸上で養殖されるようになるのではないか。そのためには、漁師・AI技術者・商社・流通業者などの関係者を糾合した政府主導の研究開発機関が求められる。AIハマチと聞いてワクワクしないか。Goto

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