23年日経・優秀製品・サービス賞

今年の課題は「バイオ」に関する商品・サービスですね

日経が・・・そうです。日経新聞が23年で42回を数える・・日経優秀製品、サービス賞を発表しました。総評では日本の強みである材料開発の分野を牽引する新たな商品が目立ち、コロナ後のライフスタイルの変化に対応した食品や日用品も多かったと評価しています。

あなたはどれだけの商品に触れましたか?
審査委員長は・・・23年は「バイオ」に関連するものがなかった印象を受ける。と「バイオ」技術の遅れを指摘しました。それと、日本メーカーのデジタル技術を使った、あるいはITを駆使した商品が少ないのではと疑問を呈した。

それと日本は高齢化社会です。健康寿命を延ばすためにも医療や健康などライフサイエンス分野の製品・サービスが出てくるのが課題ではないかと希望を述べています。

消費財では「お菓子をアレンジして服薬を楽しく」させるという発案での服薬補助食品「おくすりパックとねるねる」が面白い。粉薬や顆粒薬などの薬を包んで食べ、子供が楽しみながら服用できる・・・全国のドラッグストアでテスト販売され、SNSで病に悩む子を持つ親や医療関係者の間で話題となり好評を博した商品である。

生産材では・・・一般向けとはいかないが・・・電磁波の反射を防ぐ薄膜樹脂「ミリ波吸収フィルム」が通信機器の小型化などにつながる利点あると評価された。これまでミリ波を吸収するために通信機器に搭載していた部材のシートは金属粒子を多く使うためその重量や厚みが課題だった。

新開発のフイルムは性質の異なる樹脂を何層にも重ねる独自技術によって、電磁波吸収シートの重さを従来品から9割減らし厚みも8割減らした・・・画期的な生産材。用途としてはビル自体が制御装置になることを可能に、画期的です。

サービスの分野では・・・なんといっても、プロ野球・日本ハムの新球場「エスコンフィールドHOKKAIDO」を核としたボールパークです。私はまだ行っていませんが、北海道の仲間は大の「日ハム」ファン。オープン以降何度も足を運んだと。商業施設やマンションなどの集積地も開発されている。昨年の3月に開業したのだが、新球場の周りには農業学習施設なども加わる。

28年には北海道医療大学が新キャンパスをこの施設内に構える。野球の試合のない日でも観光客が訪れる。3月の開業から累計で300万人を突破。総工費、600億円。野球場を基本とした街づくり。日本では初の試み・・サービス部門での「サービス部門」では他を圧倒です。

日本のものづくり・・ITに関するものは、世界からの何周かの遅れで、なかなか新たな産業へと成長しないは残念ですが。コロナ禍をバネに、叡智を絞って、近未来に応えうる、さまざまな優秀商品やサービスが誕生していることを誇りに思おうではありませんか。

毎年、優秀製品・サービスを表彰する日経に敬意を表します。
今年こそは・・・「バイオ」に関する面白い製品が開発されればと思う。Goto

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