23年・訪日客・2506万人・消費額5兆円突破・・・
恐ろしいとは思いませんか。何をって？ですか。人流ですよ。人の力、集団です。中国の交通運輸省の発表です。2月の春節（旧正月）を挟んだ大型連休前後の40日間で、過去最多・延べ90億人が移動すると推計しました。昨年は延べ47億人が移動したとか。どういう数字が根拠なのでしょうかねぇ。
因みにですが2月10日から17日まで8連休。大方の人が帰省したり旅行に出かけたり。推計では90億人のうち2割が飛行機や鉄道を利用。政府は9日から9日間、小型車の高速道路通行料を無料にするため、大渋滞が予想。混乱が起こるかもと心配の声が・・・交通渋滞は日本の話ではありません中国です。
中国の旅行大手、携程旅行網によると、海外旅行先ではタイや日本・韓国などの近場が人気だという。観光庁が17日に発表した23年の訪日観光客数は2506万人。過去4番目の多さ（過去最高は19年の3188万人）国・通期別では、米国・シンガポールが過去最多、米国は直行便の数が19年の水準に回復。円安が後押しして訪日しやすい環境が整ってこの人数です。
ということはです。中国からの訪日観光客は個人に制限されているから少ないのですが、団体が解禁されるようなことになったら、春節で90億人です。その0.1%が近場の日本にとなると・・・この季節に900万人になります。0.01％でも90万人です。果たして日本で対応できるのか。人流の恐ろしさを感じませんか。
こんな統計で考えれば・・・受け入れざるを得ないってことでしょうか。23年のインバウンド・消費額は19年に比べ10%増の5兆3000億円となり、5兆円を突破、過去最高額になったとのこと。観光地をはじめ、交通網・百貨店・流通業など様々な分野に福音です。
ということはですよ。中国からの訪日観光客が大挙押し寄せるってことになれば、インバウンド消費で10兆円なんてことが起こるってことです。日本経済には大きなインパクトです。日本政府は訪日客数を早期に19年の水準まで回復させる目標を掲げています。ポストコロナ経済・これこそ観光立国なのでしょうが・・・地方の観光地・観光産業・オーバーツーリズムの問題も含めて、その準備が遅れてはいないか。心配です。Goto
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