AIの活動領域が・・・

時代は「矩を踰えて」きましたねぇ。

まったく脈絡のない三つの話題を取り上げてみます。
でも何となく考えさせられます。あなたはどうでしょうか。

パンもAIが作る。東京・木村屋総本店は・・「インターネットテレビ・ABEMA」の人気番組「今日、好きになりました」に出演する高校生らの会話、15時間分のデータを分析、恋愛シーンごとの感情を可視化。もう一方で、フルーツやスイーツが登場する約3万5千曲の日本語歌詞を解析、食品のイメージが持つ感情の傾向をつかみ、恋愛のシーンごとに相応しいパンの材料を選んで・・

AIに恋愛感情を味で表現させた「恋AIパン」を・・・恋愛のステージの合わせ「運命の出会い」「初めてのデート」「結ばれる両想い」「やきもち」「涙の失恋」の5種類を開発・発売すると発表した。面白いですねぇ。・・

中身はこんなです。2月1日に発売の「両想い」は蜂蜜が「ずっと一緒にいたい気持ち」にさせるのが狙いだとか。3月1日に発売予定の「やきもち」はトリュフとレーズンで「不安な気持ちが止まらない味」にしたと。あとの3種類はどんな味になるのかは・・・AIと製造者との葛藤中だと。いかにも時代考だが・・AIがパンを焼く時代なのかと思うとねぇ・・・

カルタヘナ法ってご存知ですか。生物多様性への悪影響を防ぐため、遺伝子組み換え生物などの取り扱いを規制する法律です。東京の熱帯魚販売業者が・・タイから輸入した遺伝子組み換えの「ベタ」(人気の鑑賞魚)9匹を国内の愛好家5人に約15万円で販売、カルタヘナ法違反で逮捕された事件が・・1月17日に。

多分ですが、業者は法律に触れると思ってなかったのではないか。発覚の理由が「日本ベタコンテスト」に出品。主催者が遺伝子を組み換えた「ベタ」に気づいたという。知っててコンテストに出したなら、悪質と言わねばならない。熱帯魚の遺伝子を組み換える技術がタイにあるのですねぇ?日本はどうかな?法規制でダメだと研究もしていないなら・・・その方が大丈夫か日本と思う。

広告の話です。伊藤園は昨秋刷新した緑茶飲料「お〜いお茶・カテキン緑茶」のテレビコマーシャルを流した。23年9〜11月期で放映されたすべてのCM4000の中で好感度167位と上位4%にランクされた。120の飲料CMでは7位だった。支持の理由は「出演者・キャラクター」に「時代の先端を感じた」からだと。

このCMはペットボトルを手に近未来の街を行く白髪の女性が登場、緑茶を飲んで「現在の姿」に若返る設定。それだけのCMなのですが、このタレント・・実は国内で初めて採用されたAIタレントなのです。同一人物の老若を瞬時に対比した・・・優れものです。

そのCMがSNSで話題に、YouTubeでは90万回再生。CM研究所は「このCMには有名俳優の起用や放送回数の多さと正反対なのに好感を得た」と評価・・伊藤園はコスト削減とリアルさの両立において生成AIが最適と判断してCMに踏み切ったと。

生成AIはまだ黎明期・運用にはクリアせねばならない様々問題があるが、AIがタレントまで含めてCMを制作する時代がそこまで来ているのを実感する。
「70にして矩を踰えず」と孔子様は仰ったが・・・
様々な分野でAI時代が「矩を踰えてきた」のではないかと思うと感慨深い。Goto

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