賃貸住居・ニーズに合わせて、様々な人気設備を設置・・・
3月は別れと旅立ちの季節です。人生悲喜交々ですが、それは部屋探しの時期でもあります。卒業して進学・就職と親元を離れて新生活・・
私の友人も孫が都会の大学に進学・部屋探しに躍起になっています。
企業も異動の時期、転勤に伴い家探しをすることになります。3月は不動産業界・新年度に向け、一年でいちばんの最盛期を迎えます。大忙しです。
昨今・どんな賃貸物件が好まれるのか・・・今時の若者事情が見えます。
こんなデータが日経新聞に。今時の若者は築3年以内の物件(築浅物件)を好みます。当然と言えば当然ですが。経済的な余裕があるのでしょうかねぇ。
さらに間取りの大小を問わず機能や設備の充実が求められます。一人暮らし向けの築浅物件では後から設置が難しい「洗面所が独立」しているのが80%。
台所には「コンロが二つ以上」が70%の物件が設置されています。「インターネット」も70%が無料です。これらが部屋を選ぶポイントのようです。
それと部屋探しの必須となっているのが「宅配ボックス」です。築浅の8割以上には備え付けられています。ネット社会の象徴のようですね。不在時でも確実に届く・配達員と顔を合わせなくても済むといったニーズを掴みます。
宅配ボックスの有無は選択の必須条件。23年の9月時点で6割の物件には設置されています。「設備って普及率が4割を超してくると急速に広がる」時代が変わるってことでしょうか。私は3割がメドだと思っていましたが。
築浅の物件はなんといっても高い。では築20年以上の物件はどうか。低コストになります。人気があるのは当然ですが、そのままでは入居者が増えません。やはりリノベーションが必要です。リノベ物件は壁や床だけでなく、トイレや風呂など古さが気になるところまで改装するケースが増えています。
またペットが飼えるかどうか。楽器演奏や高齢者の入居可否など、特定の要件を満たす物件の需要が高まっています。コンセプトを持つ物件に人気が非常に高いそうですが、それは頷けますね。
時代の趨勢でしょうか。ほんの10年ほど前は、若者の様々なニーズに合わせて設備を設置するなんてことはなかったのですが。今では様変わりです。全体の需要が減っているからなのでしょうが、それにしても、「至れり尽せり」で賃貸住宅は用意されているのですね。
友人も孫娘を送り出すのに。「安全」が第一でなければと言います。
私もそう思います。何はなくとも安全第一ですね。Goto
コメント