辞めることを止めた・・・と言いそうな気配でしたが・・・・
友人からメールが来た。静岡の川勝知事、辞職するそうだねぇと。「えっ」ほんとかいなと私。友人曰く「はちゃめちゃな人だから、辞めるの止めたって言うよ」とも。(現実は今日辞表を出すらしい)報道レベルでしか知らないですが。まともな知事ではないとの印象を持っている。静岡県民はどうして彼を選ぶのかの疑問もあった。
辞任の直接的な理由は「新入職員」への訓示で職業差別だと取られても仕方がない発言をしたと批判されたことのようだが?引き金にはなったのだろうが、どうも違う気がする。本音は疲れた、気力がなくなってきたからではないか。
知事という職務は重労働です。山積する問題に24時間・365日・対応を迫られ、休まる暇はない。それにリニアの静岡工区の工事を17年から6年余。無茶振りで「国家プロジェクト」をひとりで止め続けているのです。そりゃエネルギーも体力も気力も入ります。先ごろ、JR東海は27年の開業を断念したのです。
75歳という年齢もありJRの計画を延期させたのです。それが彼の中では花道になっていたのではないか。その証拠に記者会見で、辞職の理由に「県民と約束したリニアは一里塚を超えた。大きな区切りを迎えている」と語ったのがその証左だ。約束された県民って迷惑じゃなかったのか。
それと、辞意を表明する直前、立憲民主党の静岡県連顧問の渡辺周代議士に連絡、後継を打診した。渡辺氏が「心に秘めた思いは聞いたが、後継指名とか圧迫的なものではなかった」と語った。リニアについては推進すべきだとも。
ということは何を意味するか。後継に指名する相手が「リニア」建設に賛同。では、これまで何のために建設に反対してきたのか。当初は大井川の水系に異変をきたす。「命の水を守る」と国やJRと対峙することで、県民の付託を受けてきた。この辞職は支持した県民への裏切りでもある。
さらに申せば、この6年余りで、当初5.5兆円と見積もっていた総工費は7兆円に引き上げられたが「労務賃金や物価高騰を踏まえれば、建設費はさらに膨らむだろう」JRや国に建設を断念させたなら主張が通ったことになるのだろうが、延期を余儀なくさせただけ。これって自己満足ではないか。
川勝知事のリニア阻止は今や国家的損失であり事件と言っても良い。自分で事件を起こし、自分で勝手に幕を引くなんてことが許されるのであろうか。私には理解不能である。ということはです。
ご本人は今日辞職するというが、下駄を履くまでわからない。友人がいうように「はちゃめちゃ、ちゃらんぽらん」「何がやりたいのか、さっぱりわからない」のがよく理解できる。
静岡県民には責任はないのかなぁ。Goto
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