お〜いオオタニサン〜

前代未聞・円安の影響で世界4カ国・60の新聞に広告を出稿したのかなぁ?

広告屋です。広告を見て驚くことなど滅多にないのですが・・・
4月30日付の新聞各紙に掲載された、伊藤園の「お〜いお茶」の全面広告には
びっくりしました。なぜかって・・だって日経新聞には英語表記の紙面まで掲載したのですから。

この広告(写真参照)大谷翔平選手と伊藤園がグローバル契約を結んだことによって展開された国際的なキャンペーンです。伊藤園は「お〜いお茶」を日本のみならずアメリカ・オーストラリアなどで販売しています。野球人気の高い国・4カ国、60の新聞にこの広告が打たれました。それも世界同時に広告出稿。

これほどまでの大掛かりな広告は前例がありません。いかにオオタニさんの知名度・人気が高いかを物語っているのかですが。それと合わせて、飲料メーカー伊藤園の覚悟が凄いですね。

お茶は今では有料ですが、日本の文化ではそもそもがおもてなし、お客様がお越しになった時に差し出すモノです。もちろん、日本人の食事を促進するための飲み物であり、基本は水と一緒で無料でありました。それがいつの間にか、コンビニや自動販売機・スーパーなどで売られるようになり、有料となりました。

そのお茶が・・・海外では、日本食ブームと健康志向の高まりによって、
緑茶として認知されるようになりました。日本人の日常生活に溶け込んでいる「日本文化」がビッグ商品に変質するのです。伊藤園始め、緑茶を世界に売り込んだ日本の飲料メーカーに敬意を表します。

この大リーガー大谷翔平選手を使った国際的広告キャンペーン。そもそもは大谷選手・・・「僕は日本にいたときから「お〜いお茶」が大好きで良く飲んでいたことが伊藤園に伝わり、お話をいただくきっかけに。ひとりの「お〜いお茶」ファンとして「日本の緑茶」の魅力を世界中のみなさんにお伝えできたら嬉しい」とのコメントまでついています。

世界4カ国・60の新聞社?どんな新聞なのか?ニューヨークタイムズ・ワシントンポスト・英国のフィナンシャルタイムズなどにも掲載されたと思うとにっこりしますが、日本の全国紙はもちろん、全ローカル新聞にも掲載されたとなると、広告の掲載料はいったいいくらなのか。大谷選手とのグローバル契約金はいくらか。通訳に騙し取られた額の補填になるのかなど。

ちょっぴりですが、大谷選手のホームラン数と同様に、広告屋的な関心が高まります。せこいかな。せこいついでですが。これだけの国際的な広告キャンペーンが打てる伊藤園。ひょっとしたら、円安の影響で、輸出製品の収益が一気に跳ね上がったのではないか・・・・

その恩恵を広告予算の増額に当てたのではと勘ぐりますと、日本経済、円安不安ばかり煽っているメディアってどうなのと思うのですが。私も連休中でのゴルフ、お供は「お〜い・オオタニサン」にするかな。Goto

 

 

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