都知事選・総括

時代の転換期に入った、それがこの都知事選です。

私は石丸伸二さんを応援しました。もちろん、選挙権はありませんので、
彼のYouTubeに配信される動画を、LINEで知人に送信しただけですが。
大半の方から、見たよ。東京の知り合いに声を掛けたと返信を頂きました。

まず持って、動画に「なるほど」こんな政治家が首都のトップにならなければ、
この国のどんよりした空気は変わらないねと、都知事選に関心を持ってもらい、期待してもらったことに感謝致します。大変嬉しく思います。同時に残念な結果になったこと、無念であります。これで、この国の未来は遠のきました。

ひょっとしたら、私が生きているうちには、この国に再び陽が昇ることはないと、結構落ち込んでいます。しかし、彼のチャレンジはこの国が劇的に変化する予兆であって欲しいとも思っています。物事ってある時・ガラッと変革を起こすのですが。それまでは、徐々に徐々に大変化に向かっていることには気付かぬモノです。

その意味では、無名に近い青年が出馬を発表してから、わずか2ヶ月足らずで、165万人の都民が彼に賛同したのです。この国がこのままではあかんと思って行動した人に敬意を表さねばならない。石丸さんは敗北の弁で、自分の全てを賭けてやり切った。これが都民の総意だ。悔いはないと。実に清々しいじゃないか。

私の総括です。昨日の朝刊、社説に目を通しました。
朝日・都民は現職に三たび舵取りを託した。一刻の猶予もない課題に真摯に取り組め。讀賣は過去8年に渡る小池都政の子供への月5000円の給付事業などが評価された。毎日は自民党や公明党が政党隠しで全面にでなかった選挙戦術が功を奏したと。

あとは、選挙制度の不備をついた脱法的な行為をどう防ぐか、法規制のあり方を含め与野党で議論を急げと、各紙ともに訴える。私は思う。これらの社説、本気で書いているのか。これが全国紙の都知事選に対する社説だと思うと、情けない。

首都での選挙です。東京都民の民度がこの程度であるってこと。295万人が現状を肯定したってことは、東京で暮らす人たちは都政に満足しているってことです。不満はない。小池都政のバラマキを認めているってことです。

財政的に潤沢な東京都のバラマキが全国的にはいかに歪な政策であるかについて、言及しない新聞ってやはり地方を見ていないってことです。東京さえ良ければを否定し得ない既存メディア。それがこの国を衰退させていると改めて総括できます。

政党の支持を受けない石丸伸二がSNSを駆使して若年層への浸透を図ったことに言及したのは讀賣だけ。でもその書き方は立憲と共産の全面支援を受けた蓮舫が苦戦したと、併用です。既存のメディアは、SNSで政治が動くこと。その現実を認めたくないのです。

朝日も毎日もこの点には一切触れない。怖いのですかねぇ。時代が変わりゆく様を直視するのが。情報収集の手段は既存のメディアからではなく、SNSの時代に移行した。その歴史の分岐点がこの都知事選だったと、私は総括します。

今後は、SNSが政治を動かします。多分ですが、そうしたくない既存メディアは自民党と組んで、SNSでの選挙運動を規制するでしょう。看板ジャック事件に併用させて。時代の変わり目とは色んなことが起こります。この選挙を教訓として、メディアの動きも注視したい。Goto

コメント

  1. 亀橋進 より:

    政治と経済は表裏一体です。岐阜市長も三菱出身でしたね。
    経済分かる方に、自治体も行政も運営してもらいたい気持ちですので、石丸氏に期待していました。
    私も政治にどっぷり浸かりすぎていた時期もあり、功罪を理解しています。
    既成の政党、選挙にとらわれないで、突き進む姿勢には感嘆しました。
    まだまだ若いので色んな選択肢あるかと思いますが岸田如きを相手にせず、志をもっと高く持って、
    前に進んでいただきたいです。
    意思が強いのは評価しますが前段では対話の姿勢も大事かと思います。今後も見守っていきたいです。