ちょっと覗いてみましょう。

立憲民主党が政権を担うようなことになったら?

衆院が解散。15日・総選挙が公示されます。
新聞を開けば・・・自民党が裏金議員を公認するかどうか・・
話題が、そこに集中していますが・・それはそれとして、立憲民主党の野田代表・流石に総理経験者・安定感がありますねぇ。

代表質問でも、党首討論でも、浮ついたところがない。
一言一句を噛み締めるように話す内容に齟齬がない。
野田さんが訴える政権交代が起こるとは思えないのだが・・・
ブレブレの石破首相です。ひょっとしたら・・自民党が過半数割れするかも知れない。そんな雰囲気にもなっています。

となるとです。いや、そうなることも想定しているのかも知れない・・
讀賣新聞が8日付で立憲民主党の衆院選公約の要旨を1ページ渡って掲載した。
珍しいことです。まぁ・・暇な私です。マン万が一、選挙結果が液状化するようならば、野田連立政権もあるかも知れない。それならと読んでみた。

まず思うことは・・・米国・民主党を強く意識していることです。
経済政策で最初に取り上げたのは「分厚い中間層の復活」です。
そのためには成長産業への大規模な投資によって雇用を創出する点です。
ハリス候補の方針と同じですね。

外交・防衛政策、まずは沖縄・辺野古移設工事の中止。地位協定の見直しについて米国に再交渉を求める。現行憲法の理念・立憲主義に基づき「論憲」を進める。まぁ・・非常に曖昧です。生煮えですね。社会保障ではベーシックサービスが受けられる。所得に応じて上限を設ける総合合算制度を創設すると踏み込んでいるが、空論かな。

子育て教育については、財源無視のばらまき。その最たるもの。学びの無料化。18歳までの全ての子どもを対象に、1人当たり、月1万5千円・年18万円の児童手当を支給すると思いっ切りが良い。各野党の政策と同じである。だったらこの一点で、野党は選挙協力できないものか。

私が興味のある地域再生については、地方と農林水産業の再興を掲げるが、
地方分権・地方自治の推進・地域コミュニティーの維持・活性化などと言葉は走るが、・・災害対策から踏み込んではいないい。地域再生の知恵も政策もなさそうである。残念。

共生社会を強調する。夫婦別姓制度を早期実現・ジェンダー平等を着実に実現・同性婚を可能とする法制度を実現・多文化共生社会を目指すと列挙はしているが。如何にも軽い。移民の問題をどうするのか。格差・差別とどう向き合うのか?大向こうを狙ってはいるが、表面的である。これが立憲の政策です。

この自民党との違いを際立せることに重きを置いているだけで、残念だが
政権を担いうる公約に熟成されてはいない。生焼きの肉のようで食べたら
食当たりするかな。まぁ・・・でも野田さん頑張って下さい。Goto

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