訪日外国人観光客が自動車産業を凌ぐ輸出産業になるなら・・・
政府観光局の発表です。2024年1〜9月の訪日客(インバウンド)は
2688万200人、去年の年間実績を早くも上回った。消費額も1〜9月の
累計で5.8兆円。23年の年間5.3兆円を上回って過去最高を更新した。
今年・まだ3ヶ月はある。この勢いで行けば・・・
1200万人は増えるってことになる。2兆円近く増える勘定になる。
田舎暮らしです。そもそも人がいない。街は静かです。9ヶ月でそんなに
外国人観光客が増えたって気はしないのですが・・・都市部に集中しているのでしょうねぇ。考えてみると5.8兆円の消費があるってことは、それだけで観光が大産業ってこと。訪日客の消費は統計として輸出に計上される。輸出額では自動車に次ぐ規模にまで成長しており重要性が高まっている。
日本が観光立国になったのですね。
この恩恵が地方にも回ってくればと願います。
そうあるために・・・訪日客の消費動向を覗いてみましょう。
土産品の費目別購入率・・・菓子類71.8%、その他食品49.9%、衣類45.8%
化粧品・香水31%、医薬品29.2%、(観光庁の調査)ということは、地方の名物お菓子も上手く宣伝するとか、マーケティングをやれば売れるってことかな。
衣料品・日本のブランドが売れるのか?それとも別の要素が必要なのか?
分かりませんが、岐阜市はアパレルのメッカです。考え方によっては、販売が可能かも知れませんね。化粧品や医薬品は地方で生産するのは無理ですが。
滞在中にしたこと・・・複数回答
日本食を食べる。ショッピング。繁華街の街歩き。自然・景勝地観光。
日本酒を飲むの順です。景勝地が意外に少ないのも都市部に集中している証拠かな。最も満足した料理・・・肉料理が32.2%、ラーメン・寿司と続きます。
9月の訪日客国別では韓国・65万2300人。中国65万2300万人・台湾47万600人・米国19万1900人、香港17万1900人です。
消費額は中国が5177億円で全体の約四分の1。台湾2844億円・韓国2285億円・米国1860億円・香港1677億円です。一人当たりの旅行支出は22万3195円・最も高かった国はイタリア40万275円・スペイン38万2904円・ロシアの35万1620円の順だったとも。
人数が多い国が消費額が多い。当然のことですが。
根本は円安効果が消費を上向かせているのは間違いない。
貿易収支では赤字が拡大しているが、観光の消費額にもう少し注目する必要がある。それとやはり、課題は地方にどう誘致するかです。
JALは国内線の旅客運賃をセットにして、地方促進を行なっている。
地方の自治体も観光地を中心に誘致活動を強化しているが・・
アジアの人々にとって日本の最大の魅力は東京でしょう。都市部でしょう。
地方にも来てもらいたいとの気持ちはわかるが。
慌てないことです。地方には京都ほどの歴史も観光資源もないのです。
地方は、日本人の観光客が満足するための地道な努力をする。
そこが肝要ではないか。その延長線上に訪日客ってことになる。
都市部でも良い。むしろ何度でも来てもらうことに注力すべきではないでしょうか。リピーターが地方の日本を見てみるか。探ってみるか・・そんな意識を持ってもらえるようにするのが大切だと思う。
政府は30年に消費目標額を15兆円に定めているが・・・
自動車を凌ぐ最大の輸出産業になるってことだ。
観光は裾野の広い産業だ。多くの国民が関わることになる。
国民が、そのことをどう理解するか。そうです。訪日観光客をどう受け入れるか?その意識改革が必要でないかと思う。Goto
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