コロナ禍では、補助金を受けているだろうに・・・・
「喉元過ぎれば熱さを忘れる」とはよく言ったものです。
公正取引委員会が、東京都内の主要と言って良いのか、高級というべきか?
我々庶民では「高嶺の花」のホテル15社の運営会社にカルテルの恐れがあると警告を出すのを決めた。
えっと思いませんか。ホスピタリティを第一義に
威厳と風格を売り物にする高級ホテルですよ。15社の営業担当者らが10年以上前から「Front Reservationの会」なる会合を重ね、各ホテルの客室稼働率や平均単価、将来の単価設定方針といった非公開情報を共有していたというのです。
公取委の調査では、料金の引き上げや維持を呼び掛けるなど明確なカルテル行為は確認されていないのだが、宿泊料金を競合他社より高くすれば顧客が流出する恐れがあり、各社が料金設定で足並みを揃えている恐れがあったとみている。
公取委は「違反が疑われる行為を示して中止や再発防止を求める行政指導。
違反を認定して行政処分を行う排除措置命令とは異なり」警告にとどめ
早期に是正を図るよう求めるようだ。
「帝国ホテル・ニューオータニ」の運営会社は「警告内容を真摯に受け止める」として概ね疑いには争わない姿勢です。パレスホテルは「料金の価格設定を目的にしてはいなかった。今後会合は中止。調査には全面的に協力する」としている。賢明な対応です。
まぁ・・・15ホテルは「東京都内の名だたるホテル」です。いちいち名前は書かないが。日本で最も格式あるホテルがカルテルで警告とは頂けない。
考えてみて下さい。あのコロナ禍で観光客が途絶え、宿泊者がいなくなっなって日本中のホテルや旅館が従業員を解雇したり、閉館したのです。
その折には、政府が税金を使って存続を助けたのです。東京の超有名なホテルは補助金を受けなかったかも知れないが。いや雇用維持の補助は受けたでしょう。
それがです。インバウンドで客が溢れるようになると、コロナ禍の被害を回収しようとばかり、こぞって価格を釣り上げる。その談合の場が「Front Reservationの会」だたっとしたら。「喉元過ぎれば熱さを忘れる」情けない話です。
ホテル業の精神は「顧客第一主義」ではないのか。それも日本文化の「おもてなし」の心で。それが、これではねぇ。まぁ・・そんな高級ホテルに泊まることはないが。それでも高騰にも理があると警告した公取委は立派。
そうそう、東京や横浜市のビジネスホテル260施設でつくる「東京ホテル会」によれば、客室単価・昨年11月に初めて2万円を超えたそうです。コロナ禍前の2019年11月は1万円を切っていたのに。わずか5年で2倍以上。物価高だと言えばそれまでだが・・・なんか淋しい。Goto
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