春嵐

春に三日の晴れなしと申しますが、一度我社にお運び頂きたいくらいです。
目前の山脈、一雨毎に、息づいているのが感じられます。
ほんの十日ほど前には、雑木が透け地肌が見えました。
それが、日を追う毎に、山全体が白みをおび、うぐいす色に、そして新緑に・・・・・。
今では、若葉に被われています。春は山萌えると申しますが、まさにその通りです。
これほどに、鮮明に自然が変化し、蠢くのを実感したのは、初体験です。
微動だもしなかった大山が動く。激変とはこーゆうことなんでしょうか?
昨夜も激しい雨、それも風を伴い。春嵐でした。
一転、今朝の清清しさ、冬は彼方へ。初夏の気配です。
福田首相が党首討論で、勝負に出ました。新聞では臨場感が湧きませんが、
便利です。見損なったテレビ中継、福田内閣のメルマガで全部見れます。
感想を述べても意味はありませんが、
首相は一か八かの勝負に打って出た。そんな気がしました。
尊父、福田赳夫元総理が叶わなかった、サミットのホスト役を何がなんでも担う。
年齢とは別に、ボンボンの頑なさ、政治的未熟さを感じますが、まさに、春嵐です。
この春嵐、力技で中央突破の意志を固めたように見えます。
それで、支持率が回復すれば、解散総選挙。10%台に落ちれば、総辞職。と。
春の一雨は、陽光を誘い、初夏を呼び寄せますが、
政治の春嵐は、冬に逆戻りする可能性があります。
政治の主役は、主権者である、私たち。
春嵐に翻弄さず、時代の変わり目をじっくり見極めたいものです。
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