かっぱのご利益

祝・全国漫画選手権大会優勝!!
昨夏の国内最高気温を記録したのは岐阜県多治見市。
オリンピックイヤー、今年も、記録更新が期待されます。「え〜?とんでもない。」って????
「多治見市が高気温なのは、中京地区の産業発展がもたらしたヒートアイランド現象によるもの」との分析は、多治見で開催された「あっちっちサミット」での石原良純(俳優・気象予報士)さんの基調講演。
この説、ちょぴり、こじつけじゃないかと、首を傾げます。私は、最近,気象庁が多治見にも観測拠点を設けた結果だと思います。それに、地場産業の窯が熱く燃えているから。だと良いが?と願ってます。
中広が発行する生活情報誌「おりべくらぶ」(多治見市47、500部)の8月号。
その特集記事は、多治見市のマスコットキャラクター「うながっぱ」の紹介です。
「うなかっぱ」とは、多治見の民話に登場するかっぱのこと。物語は、日照り悩む村人は、かっぱを祀って雨乞い、ご利益を得た。その後、その恩を忘れ、かっぱを粗末に扱い。怒ったかっぱが、
土岐川を氾濫させ、村人を苦しめる。それを見かねた龍神様が、かっぱの頭の皿を割り、反省させる。おとなしくなったかっぱは、重労働の焼き物職人たちの栄養補給に土岐川のうなぎを与える。
多治見のかっぱは、市民の命を守り、土岐川のうなぎは、市民の健康を育んできた。そのふたつを合わせて「うなかっぱ」。縁起の良いキャラクター、グッズも色々あります。(問い合せ・多治見市観光課)
そのうながっぱのご利益を紹介します。
「まんが甲子園」って、ご存知ですか?昨日の新聞を御覧になりましたよね。
高校生がマンガの日本一を競う全国高校漫画選手権大会です。
今年で17回目、漫画家を多数輩出している高知県で開かれます。
去年は、漫画政治家・麻生太郎さんが来賓で挨拶されたそうです。(今年は知りません)
その決勝大会、3日高知市で開催され、今年の全国優勝(最優秀賞)は「多治見西高校」に決まりました。初出場での優勝、多治見の快挙です。おめでとうございます。
この大会、詳しいルールは分りませんが、予選を勝ち上がった30校が、決勝に進出。一次予選を行い20校に絞って漫画の腕を競い合い、最優秀賞を決めるそうです。
そこで、うながっぱのご利益です。決勝でのテーマは「偽装」。コンビニ弁当をご主人の弁当箱に詰め替える主婦の姿を描いた作品。それは、なかなかですが、ご利益は、その前。つまり、予選です。
予選で30校に勝ち残らなければ、本大会には参加できない。
その予選のテーマが三題、居場所、コラボ、そして、かっぱだったんです。
大方の高校は居場所を題材にしましたが、多治見西高は、勿論。かっぱ。
それもかっぱはかっぱでも「きゅうりの漬物」、ラベルにかっぱのキャラクターのアイディア。
それが評価され予選突破。
まさに、かっぱのご利益が、本大会を呼び込み、そして、晴れの優勝。
もしも、今年、多治見市の高気温記録が更新されるとしたら、
それは多治見西高の「まんが甲子園」優勝に「うなかっぱ」が大喜びするからじゃないでしょうか。
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