避けて通るわけには行きませんよね・・・・・。
とても難しい問題です。しかし、この国に生かされている者として、真剣に考えなければならない問題です。しかし、私ごときが、とやかく言えるシロモノでもありません。
私は、学生(若い頃)時代「安保反対」の政治活動をやりました。今でもそれが、間違っているとは思っていません。戦後65年。この国が、紛い成りにも平和を維持しているのは、平和憲法だと思っています。
しかし、もう一方では、この国が平和で経済的繁栄を謳歌できたのは「占領の延長」から、冷戦期での防御壁を経て、アジア地域の安定のための役割へと時代に即応してきましたが日米安保条約だったとも理解しています。
「両国は対等なパートナーとして活動しつつ、同盟を強固で新鮮、かつ前向きなものとして維持しなければならない。そうすることで、この同盟は両国民を守り、両国の死活的な国益に資することのできる不滅のパートナーシップとして生き続けるこができるのだ。」
「両国が対等なパートナーとしての関係を強化すべき」と述べてますが、誰の安保条約50周年に寄せた文章だと思いますか?鳩山首相ではありません。
では、「日米同盟関係は、過ぎ去った時代の歴史的文章ではなく、両国が共有する安全保障にとって根本的な、相互に対する不変のコミットメントだ」この日米関係の未来志向発言は、誰だと思いますか?新米反中の政治家ではありません。
前文は、安保50周年にあたり朝日新聞に寄稿したジョン・ルース駐日米国大使です。
後段は、来日した折のオバマ大統領の発言です。
面倒でしょうが、次いでです。次の文章も読んでください。
「日米関係も進化しなければならず、不断の努力を必要とする。両国の安全保障の枠組みと兵力編成が、変化を続ける課題に確実に対応できるようにしなければならない。しかし、その一方で、基地を抱える地元、特に沖縄に対する負担を出来るだけ小さくする必要がある」。
これは、06年度自民党政権と米国ブッシュ政権とで交わした「米軍再編実施のための日米のロードマップ」の一説です。沖縄の負担軽減への努力を明記しています。
鳩山首相は、地域の信頼醸成に向け、東アジア共同体構想をぶち上げました。オバマ大統領も駐日大使も、同盟の過去に捉われず、アジア太平洋地域の平和と安全の維持に寄与すべきと考えています。
だとしたら、これまでの安保50年は両国の国益のために継続されたのだから、これからの安保50年は、アジアの安定と平和のために、両国が経緯をかなぐり捨てて、再構築の議論を徹底的にやればよいのではと思うのですが・・・・・。
実のところ、私は沖縄の問題も含めて、どうしたら解決できるのか?どうあるべきかまったく分かりません。ただ、この国に生かされている以上、安全保障の問題を避けてはいけない。とは分かります。
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