真価

口蹄疫・戦争勝利のため、農畜産関係者に義援金を送ろう。
何十万頭もの牛や豚が殺処理される報道。畜産農家の悲痛な叫びに胸が痛みます。これはまさにウイルスとの戦争です。国も県も業界関係者も必死に戦っています。その姿勢に心よりの敬意を表します。
ウイルスの猛威。人間の英知を持ってしても簡単に防げるものではありません。初動操作のミスだとか、農水大臣が外遊しただとか、対応が遅いだとか、批判する向きもありますが・・・・、
関係者が、やり場のない怒りを政府や行政にぶつける気持ちはよく分かります。
しかし、メディアまでもが、戦場で弾が飛び交っている最中、戦争責任を追求するのは如何なものかと思います。責任論よりも解決の道を探るべきです。ここは、国に激甚災害の指定を促し、更なる対策を講じるように、訴えるべきではないでしょうか。
人や組織の真価は、平時ではなかなか分からないのですが。緊急時には良く見えるモノです。良い機会です。宮崎県の知事が、この緊急事態の中で「初動ミスを追及する」記者に机を叩いて、怒りをあらわする姿を見て、メディアの真価が問われます。
また、野党・自民党。農水大臣の不信任案を国会に提出したと・・・・。昨日まで政権を担っていたのです。敵は、人間社会を脅かす「細菌」です。政局にしてどうするんですか。そんな感度では・・永久に政権は取れないと思うのですが。それが現自民党の真価何でしょうね。
この事件で、畜産農家の苦労が改めて分かりました。その努力があって美味しい肉が頂けるのも再認識できました。我々も、関係者と一緒に敵と戦うことはできないだろうか。できることはないか。・・・と思うのですが。
相手は「ウイルス」です。ボランティアで何かできる代物ではありません。だとすると、ふるさと納税も手でしょうが・・・。義援金を募ることならできます。どうすればよいのか。メディアが窓口になって、呼びかけてもらうのが良いのではないでしょうか。
緊急時こそ、メディアの真価も問われる事を忘れないで欲しいと思います。  Goto

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    瞬間でしたが、どこかの放送局で、口蹄疫症状の子豚の映像が流れました。蹄がそげ落ちていました。メディアの配慮なのでしょう。それが正しいのかどうか?妙な配慮が事態を悪化させる場合が往々にして起こるのですが。その後はどの局も、それに近い映像は流していません。人間に伝染しないから、風評被害が発生するから等の・・でしょうが。国民に、ウィルスとの戦いは、戦争だという認識を持ってもらう上でも。メディアは正確な惨状を見せるべきではないでしょうか。        Goto

  2. 匿名 より:

    今回の口蹄疫拡大は、このまま収まるとはとても思えません。
    私の勝手な予測ですが、この岐阜県にも蔓延するような嫌な予感がするのです。
    東国原知事が『非常事態』を宣言しましたが、仮に法的拘束力がなくても、適宜な処理だと思います。
    一分一秒を争うような速い伝播力を持つウィルスには、的確な情報と、初動段階で迅速な病源の隔離が必要と痛感した、その結果の言葉でしょう。
    同時に知事は、宮崎県やその周辺だけでなく、全国的な被害の拡散の可能性を示唆しましたが、知事の真意をマスコミを通して国民が理解できたか、本当に疑問を感じているのです。
    この岐阜市内でも、宮崎から子牛を購入し『飛騨牛』として、数百頭も肥育している農家があるのをご存知でしょうか?
    まして飛騨を中心とした岐阜県内では、宮崎産子牛の買い付けは相当数だと思います。
    多分それらの農家は、今は、自分の牛舎で発病しないことを、神頼みしたい心境でしょう。
    岐阜県も対策本部を設けて手を打っているようですが、まず先行させなくてはならない事は、農家の安心、発生の初動対策だと思います。
    もしもの時の補償を提示した上で、発病症状を見つけたら直ぐに県と共に対処することを緊急に打合せ、宮崎の教訓を糧として備えるべきです。
    机を叩きたいのは東国原知事だけでなく、対策をおざなりに党利のため責任追及に走る議員の姿、それを見る地方の畜産関係者かも…です。