春闘

不毛な議論に費やす時間・・・もったいなくはないですか・・・・
何かをやろうとすれば・・・賛否両論、意見が分かれるモノです。
朝日新聞がオピニオンのページでTPPの問題を「第三の開国」是か非かで論争しています。
反対派は農業が崩壊する。デフレが進む。開国は国家の枠組みが壊れてしまうと観念的。
賛成派は経済成長に繋がる。開放しなければ先進国でなくなると、脅迫的です。
私は・・・なぜ、議論になるのかが良く理解できませんが、反対派が主張する、公共投資を増やし内需を拡大すべきだとの論には・・・国家財政がどうなるのかとの疑問がぬぐえない。
また、「自由貿易が経済を成長させるのは教条主義」だとの決め付けは、経済を成長させることは悪だとの考えの方が教条的だと思うのだが・・・・・。
日曜の朝っぱらから・・・TPPの賛否を論じるのではない・・・参加する以外にこの国の生きる道はないのだから(反対派もそう思っている)・・・参加を前提で、生じるであろう問題点を整理し、その解決方法を論議して欲しいモノです。
意見の違いを論じるのも結構ですが、神格論争はやめて、建設的な意見を戦わして欲しいモノです。
今朝の私のテーマは、春闘についてです。この時期に、大企業の労使が、労働条件の改善を求め、交渉を開始するのは日本の春の風物詩ですが・・・・今年に限って言えば、経営側は労働側の給与総額「1%引き上げ」に無条件で応じるべきです。
なぜかと申しますと・・・・難色を示す理由が・・・あまりにも稚拙。不透明な時代に対処するには賃金を抑えておく必要があるとの、常套句では、日本の経営者のレベルを疑います。何の説得力もない。
私は、毎春、労使が団体で交渉をする「春闘」の時代は終わったと思っています。
個別にやればよいと思います。
この数年間・・・世界的な景気悪化を理由に、賃金を抑制してきたのは事実です。景気が回復したとは思えませんが・・・給与生活者の賃金が上がらなければ、内需拡大に繋がらないのも、また、疑うべきもない事実です。
ここは、経営側が歯を食いしばってでも「1%引き上げ」に無条件で応じるべきです。不毛な議論で無駄な時間を使わなくても良くなります。そうなれば・・・輸出産業に対する国民の理解が深まりTPPを巡る議論も次の段階に移ると思います。         Goto

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