前進

ふだんに戻ろう・・・そして・・・・
爽やかな・・薫風が頬をなでる。草木は咲き乱れ・・・故郷の街にデンと構える金華山、新緑に包まれ・・凛と聳える岐阜城。空はどこまでも青く・・五月晴れ・・・今日からは復興の五月です。
先月29日が七七日(大震災から49日)、宮城県では29日を「復興宣言の日」と決め・・・県民挙げて復興へのスタートを切りました。まさに、ガンバレ!!東北・・・頑張ろう!!日本です。
5月1日と言えば・・・働くモノの祭典「メーデー」です。もう・・・35年以上前になりますが、毎年メーデーの日には、祭典に参加・・プラカードを持ち、デモの先頭を歩いたモノです。(社会党岐阜県本部の書記でしたから)・・・
今年は・・・たまたま日曜日と重なりました。日本中で多くの労働者が集い・・・震災の犠牲者を悼みつつ・・・それでも・・・前進するぞと・・・気合を入れて欲しい。労働団体こそが、そのくらいの気迫を見せて欲しいと願っていましたが。残念ながら・・・自粛で祭典を中止する地区が多いようです。残念です。
余震が続き・・・原発は燻ぶり。地震学者たちは・・・近々大きな地震が来る。津波も。最悪のシナリオは絶対必要だと・・・不安を煽っていますが・・・・その時はその時です。このままでは日本経済が沈没します。・・・49日が過ぎ「忌明け」したのです。
「テロの3,4日後、遺族たちに率直に聞いた。「我々はどう振る舞えば良いか?」と。答えは「いつも通りで」だった。その二日後から「ふだんに戻ろう」と言い始めた。悲しみに暮れている人はいた。でも、危機を克服するにはそれが一番良いと思った。
テロの経済的打撃は大きかった。ブロードウェーの俳優に「仕事に戻れ」と促した。「レストラン」を開け「野球を再開しろ」と。10日目にコメディー番組に出演し「みんな笑っていいぞ」と言った。米国同時テロの際のニューヨーク市長の態度です。(日経新聞・大震災・日本を立て直す・・から)
米国と日本は違います。テロと大震災・大津波を同じに扱うことはできません。被災者が「いつも通りで、普段の生活に戻って下さい」と言ってる訳でもありません。
報道は・・・避難所で暮らす被災者の悲痛な叫びを連日報道していますが・・・・でも、しかし、私が仙台で、被災者の方に聞いたのは・・・東海で関西で・・・経済を活性化させ・・・その余韻を東北に回してくれ・・・でした。
49日・・忌明けも済みました。被災地、被災者でない我々が遣らねばならないことは・・・メーデーの自粛ではありません。イベントの中止ではありません。「ふだんに戻ること」いやいや、「前を向いて進むこと」です。
今日から五月です。・・・前進、前進、また前進・・・前進あるのみではないでしょうか。Goto

コメント

  1. Goto より:

    これが日本人なんでしょうかねぇ。
    縮み始めたらどこまでも、萎縮して、縮んでゆく。反対に怒りに変わればどこまでも突き進んでゆく。攻撃的になったあの大戦の様に。普通にやろう、の普通が分からないのが怖いですねぇ。連休後に、研修会、久々にやりましょう。普通に?日程調整お願いいたします。
    Goto

  2. リミスキー より:

    昨日、御園座で「前川清・藤山直美」のステージを観てきました。初日だったこともあるのですが、いまいち乗りが悪い舞台でした。こんなところにも「震災・原発症候群」が及んでいるのか?
    少し寂しく劇場を出ました。相棒と「ビールをひっかけて帰ろう!」と近くのバーに入り、少し経済活動をしてほろ酔いで帰宅。救われました。頑張らねば!!