テレビ新時代に暗雲。
決めたことは必ずやる。政治決断を貫徹したのは、久しぶりじゃないだろうか?
勿論、長きに渡り、準備をしてきたのだから、当然といえば、当然なんだが。
テレビの地デジ移行の話です。
地デジ化で何が変わるのか?
何も変わりません。画質が良くなる。チャンネルが増える程度のこと。
あえて、申せば、買い替え需要で家電業界が潤う。
だが、メディアの中核に位置するテレビの衰退に拍車が掛かる。
衰退とは、テレビを見ない人が増える。広告媒体としての価値が下がる。ことです。
なぜそうなるのか?簡単、テレビ関係者に危機感がないから。
太平楽を決め込み、存在意義を真剣に考えていないからです。
その一例が、フジテレビの「27時間テレビ」。日テレ24時間テレビの焼き直し。
節電が叫ばれる折、夏休みに二度も徹夜番組。
チャンネルが増えても、マネの延長。こんな番組に付き合うスポンサーが不思議。
言わずもがなだが、地元局、70%以上がテレビショッピングを放送している。
これでは、地デジ移行を官僚や政治家がブレずに貫徹するのも分かる。
テレビ新時代に漂うのは暗雲だ。テレビ関係者に猛省を促す。 Goto
7/25日本経済新聞
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