祖父心

長い人生行路を・・・元気で、ゆっくりと熱く、歩いて欲しい・・・
ブログは「懐かしい縁」を復活させる機能も備わっているモノです。何度も・・暖かなコメントを寄せてくれる・・・人・・・が、誰だか分かりましたので、懐かしく思い・・会ってきました。
何年ぶりでしょうか?10年近くになります。ちょっぴり理屈っぽかったのですが、とても心が熱く、アイデアに溢れ・・・行動力もあり・・・何をやらせても器用にこなせる好青年・・・そんな思い出を胸に・・・。
・・・作家の宮本輝さんのファンだと、原稿用紙の柄が付いた緑のTシャツ姿で。はにかむように「45歳になりました。机の上には、宮本輝さんの作品が・・・」「近所の人達と読書サークルを作って、世の中の活字離れに抗ってます」と。
ふっくらとしましたが、キラキラと光る目で・・・語ってくれました。奥さんは元気?(私が仲人の様なもんですから)・・・「お陰さまで、輝さんの小説(題名は聴き洩らしました)のワンシーンの様なのどかな場所に居を構え・・夫婦楽しくやってます」と。物語と同居して暮らす・・・理屈っぽさが・・心の優雅さに変わったのか?そんな生き方をしていると聴き・・・・妙に安堵しました。
読書サークル会を積み重ね・・・同人会に、そして、作品の交換会へ・・・更には、その集いから・・芥川・直木賞・の挑戦するような同人がでれば・・・と願います。岐阜県・多治見市で発行する我社の生活情報誌・おりべくらぶ(44000部・多治見市・各戸配布)の9月号(写真参照)の表紙・・・・。
じいちゃんの腕に抱かれて・・気持ちよさそうに眠る・・あかちゃん・・・・。
強くなくてもいい・・・・長い人生行路を・・・元気で・・ゆっくりと、熱く歩いて欲しいと願う・・・祖父心。
ブログが取り持つ縁で・・・久しぶりに再会した・・・若者(もう青年ではないのでしょうが、私には、あの頃のまま)の顔を見ながら・・・おりべくらぶの表紙が目に浮かびました。    Goto
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当社発行 地域みっちゃく生活情報誌「おりべくらぶ」9月号

コメント

  1. Goto より:

    コメントありがとうございます。
    肩の力を抜いて、天分を発揮して下さい。
    次回には、一献傾けましょう。
    Goto

  2. レモンハート より:

    こんにちは。
    宮本輝ファンの、ご当人です。
    手紙のひとつも送らない
    不義理の数々、申し訳なく思っております。
    8月31日発売の宮本輝著『慈雨の音』の帯をみて
    社長殿が頭を過ぎりました。
    人は真摯に生きるとき、諍いの刃を受ける。
    しかし己が春の風となって微笑めば、
    相手は夏の雨となって訪れ、花を潤す。
    惹句に心が震えました。
    社長殿の来訪は春の風そのものでした。
    それと、同時に人情の機微、
    感応、やさしさの言葉が次々と頭に、
    さらに、お前は天分とは何ぞやと
    問われている気分になりました。
    僕の頭の中の連鎖は止まることなく
    言葉が次の言葉を連想させ
    最後は、この出会いは
    僕の持って生まれた
    『命の器』そのものだとひとりごち
    しておりました。
    宮本輝氏は社長殿と
    同じ広告代理店にいた人間、
    同じ流転の時代に生きた人間、
    『泥の河』DVD、流転の海シリーズ
    感想を楽しみにしております。
    流転の海を再読し、社長を感じ。
    社長をおもい、流転の海を感じる。
    そんな作品です。
    松坂熊吾なる不完全でありながら
    度量の大きい登場人物。
    イデオロギー、戦争、喪失が重なる
    魑魅魍魎の戦後の人間社会、面白すぎです!