ミスコン

本気になれば、世界が変わる。
毎朝2時間。ジムに通わせ、自然な肉体美を追求する。スピーチ、ダンス、英会話・・・毎日、徹底的にレッスン。国内大会を勝ち抜いた代表者を1年かけて鍛え抜く。
「21世紀の社会主義」を掲げる国で、一攫千金を狙うなら「大統領派の政治家か、男の子なら大リーガー。女の子なら、ミスコンテストの優勝者しかない」。悲しいのか。夢があるのか?
世界一の美女を選ぶミスコンテスト三大大会で、2大会の国別最多の優勝者数を続けているのは、南米ベネズエラ。常勝の秘訣は、組織立った長い準備と貧困からの脱却を夢見る少女たちの本気の努力にある。(共同通信)
さてさて、田島某女史なら、目くじらを立てて、ミスコンなんて、女性差別の典型。男社会の象徴。即刻、廃止すべきと、頭のてっぺんから、金切り声を張り上げ、喚き散らすに、相違ない。
女性美を競うことがそんなに、たいそれたことだとは思わないが、そのことを、国策とするベネズエラは、やり過ぎなんだろう。しかし、女性、男性を問わず、華やかな世界に憧れる若者は、どこにもいる。
問題は、憧れるだけでは、意味がない。憧れを現実のものとするために、一年も、二年も、努力して己を磨くとなると、それは、ミスコンに限らず・・・人間にとって素晴らしいことである。
ましてや、青春を賭けて、専属プロに学び、一流を目指すとなると、ミスコンであろうとなかろうと、スポーツであろうと、見上げたものだと、言わねばなるまい。
人間、本気が大切である。本気になれば、世界が変わるはずである。もしも、本気になって、変わらないとしたら、それは、本気度が足らないに過ぎない。ベネズエラで、ミスコンの優勝者が多いのは、本気を掴んだ女性が多いからに他ならぬ。
そんな、女性を多量に排出する国には、必ずや、素晴らしい女性の指導者が、生まれるであろう。 今は、たとえ、独裁政権であっても。成功を導く方法は、本気以外にないと、ミスコンは教えてくれている。Goto

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