街コン

街を元気にするのは、その街の人たち・・・
「たまには、柳ヶ瀬のパトロールしてよ。」久々に、あの当時の、スナックのマスターにバッタリ。「飲みに来い」と声を掛けられた。「いやぁ。やっとかめ(八十日間め・久しぶりの岐阜弁)。あの人が亡くなって、夜の柳ヶ瀬から足が遠のいちゃったよ」
あの当時とは、もう15年以上も前。烏の鳴かない日はあっても、夜の柳ヶ瀬で、飲まない日(パトロールといいます)はないと豪語して、街を徘徊してた頃のこと。あの人とは、兄弟同然の付合いだった先輩。10年前、 58歳で他界。肝臓癌だった。
「あの当時の人達が、ほとんど、飲まなくなったから、柳ヶ瀬は、あかんようになってまったんや」と、ぼやかれても困るのだが。本当に行かなくなった。
シャッター通り再興の切り札として、栃木の宇都宮で04年スタート。札幌、福島、大阪などの夜の街で普及・・・。最近は東京や横浜などの大都市でも催され大盛況の「街コン」が岐阜・柳ヶ瀬でも試みられるそう。
「街コン」の仕組みはこうだ。飲屋街で1人数千円の会費を事務局に払えば、一定数の居酒屋、スナック、バー、カフェなどが貸切となり、飲み放題で自由にハシゴができる。参加証替りに腕章が支給。それを目当てに、男女が声を掛け・・・・街中で出会いを探す。合同コンパ。
出会い系サイトの街版なんでしょうが、街の活性化とつながり志向を合体させた、B級グルメに続くなかなかの町おこし。全国で・・・。ぜひ、柳ヶ瀬でも成功して欲しい。
宇都宮の「街コン」は裏寂れた街を自分達の手で何とかしたいとの熱い思いが、その出発点。だから、全国各地の共感を得た。しかし、柳ヶ瀬の試みは、行政(県)主導でスタートする。
別段、行政主導が悪いわけではない。むしろ、活性化の呼び水役を行政が担うのも方法だろう。問題は、何かといえば直ぐに、行政に頼る姿勢。柳ヶ瀬復興にも多額の補助金が投入されてきた。街を衰退させているのは、アイデアだとか、お金ではない。自らの手で街を活性化させるとの気概と自覚が街に住む人たちになければならない。行政の後押しで「街コン」がスタートしても・・・・
危なっかしい若者が集まるだけで、街の活性にならないのではと、危惧します。
おっさんの出番はなさそうですが、たまには、柳ヶ瀬のパトロールも必要かなぁ。Goto

コメント

  1. Goto より:

    そうですね。
    モノマネは何処かに無理がありますね。
    Goto

  2. りんりん より:

    街コンについて、同感です?!
    危なっかしい若者が集まるだけだと思います。
    しかも、既婚者OKなんですよ!それで出会いを求めるって、どう考えてもおかしくないですかねぇ。
    もっと健全な方法がほかにあるでしょーと言いたいです!

  3. Goto より:

    リミスキーさま。
    研修会を企画し、その後でも。飲屋街のシャッター通りをパトロールして見ますか。
    Goto

  4. リミスキー より:

    柳ヶ瀬で呑んだ経験がありませんので、是非パトロールに同伴させてください。(笑)

  5. より:

    お顔を出していただければ喜ばれると思います。
    社長にご指導賜りたい、と願う若者は大勢います。
    (株)中広様が街の活性化に一役買っていらっしゃる事を大変ありがたく感じております。