習近平主席の挨拶、全文を読んで・・・
先日、フランスに約6000人の大観光団が中国から訪れ、パリの目抜き通りで「人文字」を描くパフォーマンスまで行い、外務大臣が観光団の代表に挨拶したと、・・・世界中の観光産業が度肝を抜かれたニュースが流れましたが。
今度は約3000人の日本人が日中観光交流イベントで北京を訪れ、人民会堂でのレセプションに習近平主席が登場、歴史的な挨拶を行ったと。日中は微妙な関係にあります。海洋国家を目指す中国は、東南アジア諸国とも一触即発の状態、日本とも尖閣問題で危機感が漂います。
そんな折のこの大デレゲーション。習主席の挨拶、全文を読んで・・日中の雪解けが始まればと願いつつ、中国の奥深さを感じました。日本と中国は「一衣帯水」・・「徳は孤ならず必ず隣あり」隣人は選べるが隣国は選べない・・友好的に付き合って徳を持って隣をなせば、世代友好は実現できると・・・その通りですよねぇ。
戦後70年。歴史の真相を歪曲することは許されません。日本軍国主義の侵略を美化する行為と言動はアジア被害国と中国国民は許さないでしょう。正義と良識を持つ日本国民も許さないと思う。「前のことを忘れることなく、後の戒めとする」戦争を忘れないことは平和を守ること。
日本国民もあの戦争の被害者だ、戦争が集結したのち、中国人民は徳を持って報い、100万人を古里へ送還、数千人の日本人孤児を育てた。これは中国人民の広い胸襟と国境なしの大きな愛の表れだと。去る者日々に疎し・・・日本人孤児の問題・・今でも・・ではいけないですよねぇ。
両国関係が順調に発展していない時こそ、民間の叡智を結集して交流を深め、両国間の改善、発展のための条件、環境をつくる必要があるとも。日中は政治体制が違います。根本的には相容れない(民主党政権下で、関係が一気に悪化したのがその証左です)
だとすれば、民間交流による経済的な繋がりを深めるのは正い判断だと思います。「青年栄えれば国栄える」と申す。若い世代が日中友好事業に参加し、交流、協力の中で理解を増進し、相互の信頼関係を確立し、友情を発展させるよう奨励していると。私の中国に対する親近感は、20代の折に参加した日本社会党青年活動家訪中団での友好交流が起源です。
「前人樹を植えれば後人涼し」。両国の若者が絶えず友情の種を蒔き日中友好を大きな木に育てれば両国民の友好は受け継がれるであろう。訪中団で北京を訪問した折りの李先念副主席の挨拶もまさに、同じでした。(幸か不幸か、40年近くも日中関係は変わっていないと言えます)
「朋(とも)あり遠方より来る、また楽しからずや」、習近平主席の挨拶に、日中の雪解けを感じるのは私だけでしょうか。それとも中国はしたたか、それこそ、あまりにも単純な発想でしょうか。Goto
コメント
核を落とされ、1兆2000億ドルも国債を保有し、そこまで従属するのは…
国際会議でもアメリカの意見が日本の意見にされるのであまり意見を求められないですし、何とか真の独立をして欲しいものです。
中国とどのように付き合って行くかは難しい問題です。私は政冷経熱で良いと思っています。政治は毅然と経済は密接にです。日本は米国の従属国です。政治的、軍事的には独立できないのですから。責めて経済は・・・Goto
良いか悪いかは別にして日中の雪解けは始まっていますね。
それに韓国が焦っていますが…
中国の知り合いに、戦争の話をした時の事ですが、教育のせいもあり
少し顔色が変わり、『侵略については許せません。正直いまでも謝ってほしいと思います。』と言われました。僕は、70年前に先人がしたことをいつまで謝ればいいのと聞くと、『なんとも言えませんが、納得するまでですかね…』
そこで僕は、『チベット・ウイグルに侵攻して、いま共産党がしていることはチベット・ウイグルに謝らないの』と聞くと、『それは僕がやっていっることではないので』と返ってきました。
所詮はA級戦犯が何なのかも知らない人たちのご都合主義だと思います。
もちろん少数の意見だけで判断するのはおかしいですが、3人に同じ質問をして、結果同じような返答がありました。
ひとりっこ政策のつけで、間もなく超高齢化社会を迎える隣人より、親日である、タイ・ベトナム・マレーシアなどと親密になってほしいです。
留学生でもそうですが、中国人を受け入れるのではなく、東南アジアの学生をもっと受け入れて頂きたいものです。
また長々失礼いたしました。