変調

消費者はある時点から、妙に敏感になるものです。
なぜか気になるのが、衣料品小売大手ユノクロのこの夏国内での売れ行き。私はユニクロファン。新聞広告で見たプロゴルファー・アダムスコットがモデルの白いパンツとブルーのポロシャツ姿に魅せられ、短パンと合わせて購入。結構気に入って、休日やゴルフの折に身に付けている
取分け、短パンは股の部分に三角のステッチが。その工夫のお陰で、ゴルフスイングの際、ツッパリ感がなくって、とても快適。シャツも、肩から腕にかけ、身幅にゆとりがあり、快適。深い青と白いパンツとのコントラストも良い。白いキャップを被り・・・後ろから見れば、気分はアダムスコット。それでひと夏楽しめ、三着合わせて8,400円(税別)・・
さすが、ユニクロ。「お値段以上」と喜んでいますが。今に思いますと、購入した6月。 店の雰囲気が以前とどことなく違うと感じた。私が買い物に行くのですから、大体が日曜の午後。以前なら、籠を下げた買い物客の目付きが、「買うんだ」そんな気迫に溢れていたのに・・・
客足もまばら、品定めする動作も、緩慢、「良さそうなものがあれば」とウインドショッピング感覚。「ねぇ、ユニクロって、良い物安くじゃなくなったね」「ブランドイメージ変わったわね」「これ良いねって思う商品、みんなイメージよりも高くない」そんな若い家族連れの声が・・
トップ企業になった途端、消費者は妙に敏感になるものです。「欲しいものが安く手に入る」「斬新な商品がお値段以上」(お値段以上はユニクロのキャッチではありませんが)・・・そんなブランドイメージと陳列される商品に微妙にズレが生じているのではないのか。
店でもう一つ感じた。客層が以前よりも高齢化している。団塊世代が結構多い。にも拘らず、子供商品の充実に比べると、その世代にアピールしていない。あれだけ、トップがメディアに露出、マーケティングを重視しているのに・・・・・
8月も終わり・・・今月の売上が前年を上回れば、杞憂ですが、トップ企業の奢りが変調の原因だとしたら、ファンだけに私には妙に気になります。Goto

コメント

  1. 風来坊☆ より:

    もっとシニア世代の商品を作ればいいのにと私も思います。
    ユニクロ、13・4年前はダサい代名詞だったのに、一気にブランドイメージが変わりましたね。昔、ユニクロは、ユニクロに対してクレームがあれば言ってください。
    『ユニクロに悪口言って100万円』これには応募者が殺到し、その意見を元に色々と改良したようです。その後のフリース以降結果は言うまでもありませんが、すごいです。昔、ファーストリテイリングは農業に参入しましたが、撤退してましたね。