汗水垂らして一生懸命、農業に励む・・・感動です。
大上段に振りかぶるわけではありませんが、この国が元気になるには「第一産業・・農業や畜産業」の活性化が急務と歴代内閣は政策に掲げてきた。安倍内閣も「農業の振興」を重要な柱に据え、農業団体等との協議を重ねています。
地方創生の一丁目一番地も、その土地で獲れる特産物の振興にあるのは言を待ちません。
毎日新聞社が主催する・・・農や食、環境への思い、提言を綴る「2015年・毎日農業記録賞」の受賞作が決まり、発表されました。43回目になるそうです。
全国から寄せられた応募数は1139編(一般部門219編・高校生部門920編)・・この数が多いのか、少ないのかはわかりませんが。「全国の農業高校」が中心になって応募しているようです。最優秀賞・審査委員長賞・一般部門は二人の幼子をかかえ帰郷、実家で就農、篩い下に落ちた規格外の米を原料に米粉100%のパンの製造に注力・・・
弟の就農を機に自家産米を加工し二店舗で販売・・農業の6次化を富山県の魚津で実践する姿がを描いた作品。感動的です。最優秀賞・新規就農大賞は勤めていた工場が売却、職を失い、県農業大学に学び、放置されていた実家の畑を再耕した埼玉県深谷市の50歳の女性。素晴らしい。
高校生部門・優秀賞・審査院長賞は農業高生が研修先のニュージーランドの農家で放牧された牛が自然分娩で放たらかし、死んだ子牛は無造作に山積み。あまりにもビジネス的。日本では肉になる牛でも家族同様に愛情いっぱいで育てる。日本の牛は愛情を注がれた命、だから、価値が高いと知る。味わ深い内容です。
優秀賞・特別賞・奨励賞に選ばれた作品には、農業に従事する人達の「喜びや苦労」「仲間との共同作業」など生き生きと働く姿が描かれています。農業はモノ作りの原点であると同時に自然を相手の格闘です。農業の活性化でこの国を元気になんて、軽々しく言えたものではない。そんな思いで読ませて頂きました。ありがとうございます。
泥まみれになって、真面目にコツコツ、自然と向き合う姿に触れ、ふと、思いました。これって毎日新聞の主催ですよねぇ。朝日新聞って、汗水垂らして一生懸命働く人たちのことを評価したり、奨励したりする事業の主催って何かやってましたかねぇ?Goto
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