熊本の地震被害は尋常ではありませんでした。
昨日は北海道函館で震度6弱の地震が・・・・
6/11・朝刊各紙一面に「南海トラフト沿い・・・確率上昇」(読売)
30年以内震度6以上・・津62%、名古屋45%・・・
「低いから安心」ではない・・・(朝日)と報じたのは・・・
政府の地震調査委員会(平田直委員長)が発表した・・
16年版「全国地震予想地図」のこと・・・
「確率が0%の地域はなく、どこでも大地震が起こる恐れがある」・・委員長談。
あたりまえです。日本は地震大国ですから。
今後30年以内、前回から比較して確率が軒並み2ポイント上昇・・
そりゃ・・・30年以内なら、そうでしょう。
「備えあれば憂いなし」・・常備しないさいとの警告だろうと思うのだが・・
それにしても・・・役人の弁解作りではとの思いが拭いされない。
だって、今、熊本は揺れているんです。北海道も。
先日、JLAAの仲間を熊本に尋ねました。その日の朝も震度3の揺れが・・
家々には三種類の紙が貼られている。(熊本市内ですが)
赤紙は・・危険に付き立ち入り禁止。黄紙は注意して下さい。
で、緑紙は今の所、自由に使って結構です。
しかし、私が歩いた範囲ですら、全戸の3割ほどに赤紙が。
そんな情況で、熊本が苦しんでいるにも拘らず・・・
主な都市の中心部で今後30年以内に震度6弱以上で揺れる確率・・一覧表
熊本・・・7,6%(14年との差マイナス0,2%)・・確率が下がっているとの発表。
でも現実は、2ヶ月前・・震度6、翌日震度7を観測。
街は瀕死の状態にあります。
この発表、この調査に何の意味があるかとは問いませんが・・
地震学者の権威のために、国の方便、役人の弁解のために・・
全国地震予測図を作っているとしたら・・・なんとも虚しいではないか。
そもそも、地震は予知も予想もできないのではないか。
であれば、政府は、常に震度6弱の地震の可能性があるとの認識で、
国民に「常在地震」と緊張感を持たせる施策を講じるべきではと思うのだが。Goto
6/11読売新聞
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