五月病

文科省の予算要求のための調査ではと勘繰っています。
長〜い連休も今日で終わり・・・野山は新緑に映え、薫風、五月晴れ・・
一年で最も過ごし易く働き易い季節です。
連休ボケを洗い落とし、気力を高め・・・明日からの準備を・・
そんな思いの方々が多いと拝察します。
しかし・・・一方では、5月病に罹り「何もしたくない・ずーっと連休が続け」と
働きたくない。学校に行きたくない。そんな人たちも多いのではと、危惧します。
こんなデータが、働くことが苦痛な人は、学校に行くのが苦痛だった人と比例する。
そんな人は、考え方がネガティブで、何かに付けて、否定的な言葉を発すると。
その帰着は明確で、仕事も学業にも身が入らない。負のスパイラルに陥ります。
こんなに季節が良いのに「五月病」なんて、もったいないですね。
文科省が、小中学校教員の勤務実態調査を公表しました。
なぜか、毎日新聞だけが詳細にその内容を報じています。
調査対象は2万人の公立の教師(公務員)です。
厚労省が規定する「過労死ライン」・・・発症前2から6ヶ月、残業時間、月80時間超が目安。
超えは小学校3人に一人。中学校は6割に達している。先進国の週38時間とは大違いだと。
社説の見出し「先生の悲鳴が聞こえる」・・・ですって。なんとも感情的表現です。
過重労働の原因は、10年前よりも・・・ゆとり教育でなくなり授業が増えた。
そのために準備の時間や成績をつける時間が増えた。
少人数指導が広まり、先生が受け持つ授業が多くなった。
中学で部活の指導時間が増えた。
また、外部への報告書作りなどの事務作業が多いことなどによるそうで・・・
その結果・・・年間で5000人以上の教員が精神疾患で休職中だと。
あなたはどう思われますか。我が家の前が中学校です。
受験期になれば、連日深夜まで、職員室は煌々と電気が・・
さもありなんと、思うのですが、夏・冬・春休みに先生の姿はないし・・
夏休みの労働時間はどのよう計算されているのでしょうか?
まさか自宅に居ても残業が加算されるのではないでしょうね。
毎日新聞が興奮していますがこの調査の意図って、
文科省が教員を増やせ・・・という予算取りの一環ではないかと勘繰りたい。
だって、外部への報告書なんて、文科省が止めろと言えば済む話。
学級の定員を減らしているのに、授業が過重になる理屈ってないでしょ。
私的には、過重労働が原因で、5000人もの教員が休職だなんて。
あまりにも強引な論理です。不適合な人材を採用しているからではないでしょうか。
民間から見れば、頑張っている教員の報酬は上げ、休職者は下げるべきです。
文科省の調査を否定するものではありませんが。
教育を労働時間で、全て測れるとはとても思えません。
明日から学校も始まります。子供の心配もですが・・・
教員が5月病に罹っていないことを願います。Goto

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