約630万人が海外で国家に見捨てられたのです。
米中の口撃が激しくなってきた。何となくだが、キナ臭い。
軍事を知る戦争オタクの友人曰く・・・
「10月、中国の全人代で習近平体制が盤石になれば・・・
中国は北朝鮮へ何らかの形で政権崩壊の攻撃を仕掛けると思う」と分析する。
「中国にとって、北朝鮮は西側との干渉地帯、失うわけにはいかない」
かといって「現状では持ってはいけない核とミサイルを持ってしまい、
中国の言うことには耳を貸さない」・・・このまま放置すれば、
米国も黙ってはいまい、となれば、朝鮮半島は「火薬庫化」し・・
ロシアも参戦する可能性もある。であれば・・・
「自分で落とし前を付ける以外に方法はない」となるだろう。
北朝鮮が大陸弾道ミサイルの開発を急ぐのは、米国に対してだが、
中国を睨んでの側面もあるだろうと。
何を今更と思うのだが、私の原点は反戦である。
如何なる状況下にあろうが、戦争だけは絶対に避けねばならない。
それは綺麗事だ。げんこつ(軍隊)を持たなければ、国そのものが存在しなくなると、
軍備の重要性を訴える人も多い。それも否定しない。
であっても、戦争は絶対にやってはいけない。
昨日の毎日新聞、稀代の名物コラム二ストが書く「風知草」に
ノンフィクション「忘却の引揚げ史」についてが。・・・占領地に残された約630万人の
日本人・・・引き揚げ時に起こった性暴力の実態が赤裸々に綴られている。
国家は敗戦と同時に彼らを見捨てたのだ。
また読売新聞の昨日、藤原正彦さんの母、藤原ていさんが書いた満州脱出・・
引き揚げ者の死闘が綴られた「流れる星は生きている」が・・・(戦後のベストセラー)
5・3歳の息子と乳飲み子を連れ満州の新京から38度線を越え、
故郷の長野県・諏訪に辿り着くまでの体験が描かれている。
今日は終戦記念日ですが、それは・・あの悲惨な犠牲者を弔う敗戦記念日です。
キナ臭い風が吹きはじめています。戦争だけは絶対に反対です。Goto
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