産業天気予報

暗いニュースに明日は見えないものです。
4月に入り連日夏日だったのに・・・
桜も葉桜なのに冬物を引っ張り出し・・飛騨地方には雪が舞っています。
天候不順とはこんな寒の戻りをいうのでしょうか。
さすがに日本株式会社の機関紙日経新聞。
昨今の一般紙、特に朝日新聞とは申しませんが、
未来予想と申しますか、明日の経済天気はどうなるのか・・・
などと言う記事にはとんとお目にかからない。
そもそも日本の経済が悪化しようが好転しようが関係ないと思っているのか。
経済部って存在するはずなのに悲観的な経済ニュースや憂悶な解説が多過ぎる。
四半期単位ですが、日経は主要産業の経済予測を「天気図」で表している。
予報するのは担当記者が産業中核メンバーへの取材によるのでしょうが、
結構面白い。新年度です。4から6月の産業景気予想をみて見よう。
好況が予想できる産業は晴れ。見通しが悪い産業は雨。
全体は5段階で、薄日、曇り、小雨と評価しています。
始めに我らが広告業界(30の産業に加わるとは嬉しいですねぇ)・・
評価は薄日。インターネット広告、商品広告だけでなく、
企業のブランド広告の分野に広がり、動画広告の普及でも単価上昇の傾向にある。
マス媒体ではテレビを中心に6月のサッカーW杯効果が期待されると。
そうなんです。我が社の動画広告、紙媒体(地域みっちゃく生活情報誌)と
ネットをコラボさせた「フリモAR」・・これから評価が上がってくるとの予報です。
今期の方針、柱に動画広告を据えたのは間違っていないってことでしょう。
晴れの産業・・・インバウンドの影響でしょう。旅行、ホテル業界。
アミューズメントの分野もゲーム対戦競技「eスポーツ」のプロライセンス制が
導入されるなど、晴天が続きそうです。人手不足に働き方改革で正社員の長期労働是正
・・派遣社員の需要は急進する・・人材派遣業が晴れには思わず納得です。
建設受注は製造業などの民間工事が牽引し、2020年以降の大型案件の発注も見えてきた
そんな評価で、建設、セメント関連は晴れ晴れ・・・
門外漢で分からないのですが、化学、半導体やディスプレーの設備投資や生産を受け、
関連部材や原材料の好調が続き晴れ。産業工作機械は歴史的活況が続いている。
前年比で44%増。部材の調達が深刻でメーカー各社は受注残の山だそうです。晴れです。
一方、見通しの暗い雨の産業は・・・・電力と紙・パルプ、わかりますよねぇ。
小雨の業界は貨物輸送や外食産業。いずれも人手不足が限界に達している分野。
人材難をどう解消するのか。ここに知恵を出さないと、
晴れの産業もいつ雨になるか不順な天候が続く日本経済天気図ってことでしょうか。
日経の主要産業30業種の近未来天気予報・・・広告業界の視点で・・・
見えてくるものが、色々あります。Goto

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