保育園落選4人に1人

新聞は対立から成熟の時代です。対立軸と成熟軸を混同しないが良い。
朝日新聞4/2月曜、一面トップの見出しです。
保育園落選4人に1人・・・都市部需要に態勢追いつかず。
75市区調査6万人超す・・・この見出しを見てどう思いますか。
思い出しませんか。「保育園落ちた日本死ね」・・・・書き込みで大騒ぎになったこと。
国民感情は、一体全体、政府は何をやっているのか。やる気があるのか。
行政は本気で待機児童を減らす気があるのか。
これでは女性が働けないじゃないか。女性活躍時代なんて、嘘っぱち。
森友学園には便宜を図るが、国民の悩みには応えないのか。
そんな読者の怒りの声が聞こえませんか?
いや、政府批判を助長させる記事だと思いませんか。
記事をよく読んで見ますと、今年4月入園に向けて認可保育施設に申し込んで
一次選考に落選した子供が57自治体で計6万人を超えたことが
朝日新聞の調査で分かった。申込者に占める落選者の割合は26%、
4人1人が落ちた計算になる。これがリードです。
月曜の朝刊。一面にする主だった記事がない。
東京労働基準監督局のトップにメディアの労働時間って大丈夫。
なんなら、調査に入りましょうか・・などと脅されたからでもないでしょうが・・
日曜の新聞社は開店休業、月曜の新聞ほど詰まらない紙面はありません。
だから、溜め記事で一面トップを張ったのではと疑いたいのですが・・・
この記事には為にする部分が見え隠れします。
自治体が補助する許認可保育施設に限定した調査であること。
そもそも絶対数が不足していて、調査自治体合計では75%の入園率が目一杯である。
57自治体はそもそも施設が不足している地域である。
そこを狙って調査すれば、結果は半数と出てもおかしくない。
昨年と比較すれば、8割を超える自治体の落選率は下がっていることは報じない。
因みに全国では定員274万人分あり、利用者数255万人を大きく上回っているのが、
現状。入園競争率は使い勝手が良い駅周辺とかに集中、当然のことです。
この記事。一次選考が味噌で、2次選考を含め最終調整の結果を見なければ、
4に1人が落選とは言えない。全ての園児を希望する保育施設に
入園させるなんて無理だと思いませんか。それでも、政府、行政は、
希望に叶うよう最大限努力している。
先ずは全員が入園できる体制を作った。次には希望に合致するよう、
知恵を出し、最終的には全ての希望が叶うようにする。
その努力を認め、そうなるように提案やバックアップをするのも
メディアの使命ではないのか。待機児童解消はどの政権に変わろうが、
政治が取り組まねばならない課題です。
朝日新聞を批判するのではありません。為にする記事が、
明日の希望を生むとは到底思えない。今や対立から成熟への時代です。
成熟まで阻害する為に対立軸でないものを対立させてはならないと思う。Goto

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