人間が情報に組み込まれる時代に。
雲行きが怪しくなってきました。何がですって……。
景気です。世界景気を牽引している中国が減速。アジア全体が怪しく。
欧州では優等生のドイツが翳りはじめました。英国EU離脱も不安材料のまま。
原因がどこにあるのか。そりゃ、世界経済の中心は米国です。
米国ファーストの強引なトランプ政策にあります。と言うのは簡単ですが、
果たしてそうでしょうか。米国の景気は堅調だといわれています。
だったら、米国の従属国である日本も景気がよくなければと思うのですが。
人手不足が叫ばれて久しいですが、ここにきて求人倍率が下がり始めました。
ローカルの疲弊は目を覆うものがあります。日本の景気は確実に怪しくなってきました。
経済ばかりではありません。政治も「驕れる者久しからず 」でしょうか。
安倍一強が揺らいでいます。ひょっとしたら、年明けには総選挙があるかも。
見え透いたウソって、見苦しいですが、野党の批判も実感がないね。
暗い話をしているのではありません。
景気が怪しくなった原因を探っているのです。
私の持論です。世界経済が怪しくなり、日本の政治も揺れ始めた原因は、
ネット社会にあるのではと思います。
だれでもいつでもどこでも瞬時に、
情報が手に入る時代から、情報を処理し、活用できる時代を経て、
人間がネット情報に組み込まれる時代になったのです。
情報に組み込まれるとは、「AI」とは申しませんが、
情報処理技術の飛躍的進歩によって蓄積されたビッグデータと
人間が固定化されることです。この人はこういう人だと、そんなはずはないのに
そう思ってしまい、それがその人を規定してしまうのです。
ちょっと言い回しが難しいのですが。
あなたのこれまでのこういう考え方や行為は「あなたとは」を勝手に決め、
あなたもそう思うようになることです。(もっと難しいか)
ですから、景気が悪いかも知れない要因を個人のビッグデータと結合させると、
「今は景気が怪しい」となるのです。それがIT時代です。
何だか恐ろしいですが、「いいらしい」となると景気判断は真逆になりますので
いくら抗ってもどうにもならないのです。
それが景気が怪しい、の原因です。
それを理解して、怪しさと向き合うしかないと思うのですが。
ITを評価し過ぎでしょうか。人間はそんなにやわではないでしょうか。Goto
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