ジェンダー不平等の解消にG7で27.5億ドル拠出・・・・
イギリスでG7が開催されました。テレビのニュースで映像を見ていますと、
首脳たちが歓談を交わす、砂浜に設けられた特設会場で記念撮影に応じる姿・・
とても新鮮な感じがしました。なぜでしょうか。
サミットは毎年開催されているのです。目新しい光景ではないはずです。
なのに、新鮮に思えます。あの朝日新聞は社説で「今回のサミットは、共通の理念として
「民主主義の理想」を鮮明に掲げた。持続可能な世界を築く土台は、民主主義と
多国間協議であり、その価値観を基盤にするのは理にかなう」と評価する。
えっ・・・て思いませんか。そもそもG7は民主主義を基盤とした先進7カ国の
首脳会議なのです。それを改めて強調せねばならないなんて、変な話です。
原因は言わずと知れた米国ファーストでG7を混乱させサミットを機能不全にした
トランプ前大統領が退陣したからです。
不思議ですね。その「反民主主義的」とは申しませんが、
トランプ大統領を誕生させたのは米国民主主義です。
民主主義っていったい何なのでしょうか。
宣言を読んでみました。中国の行動を網羅的に批判しています。
中国の広域経済構想「一帯一路」に対抗して途上国のインフラ構築を支援する
枠組みの創設で合意しました。東・南シナ海での強引な海洋進出に深刻な懸念を表明、
緊迫する台湾海峡情勢にも初めて踏み込みました。
果たして足並みを揃え、中国包囲網をつくれるか・・・
メルケル首相は中国に対して国際ルールは守らせるべきだが、協調にも
配慮したアプローチが必要だと訴えました。米中の新冷戦時代への懸念です。
日本は中国に対して地政学的にも経済的結びつきにしても欧米先進国とは違います。
今年は日本にとって重要なG7であったとの認識、国民的理解が必要ではないでしょうか。
宣言から二つ。一つはジェンダー平等についてであります。
26年までに低・中所得国4千万人以上の女子の就学、2千万人以上の女子が
10歳または初等教育終了までに読解力を身につける。この達成のため、
5年間で少なくとも27.5億ドルを資金供与する・・・ぜひ実現して欲しいと思います。
もう一つは「コロナに打ち勝つ世界の象徴として、安全・安心な東京オリ・パラを
開催する」ことに支持が表明されたことです。五輪は実施するのです。
国内では連日、メディアが先頭に立ってコロナ恐怖を煽り反対しています。
それも民主主義の理想ですが・・・・・
安全・安心に絶対などありません・・・もしものことがあれば菅首相が責任を負えば良い。
ボチボチ、どのような形で開催すれば「コロナに打ち勝つ五輪になるのか」
反対論はやめて真剣に議論して欲しいものです。Goto
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